採択理由
この取組は、地域医療に貢献しうる人材育成という札幌医科大学の建学の精神に基づいて、平成12年度より着実に実績を積み上げてきた「地域滞在型実習」「チーム体験型実習」「地域密着型チーム医療実習」に、いっそうの継続性と統一性を持たせ、学部一貫教育によって地域医療マインドを育成する取組です。北海道の医療事情に関する喫緊のニーズに応えるための取組であり、公立大学としての使命にも合致した特色ある優れた取組です。
これまでの実績に加え、学長のリーダーシップのもとで、学部を越えて目的意識の共有、実施体制の整備等、組織性にも優れています。
従来の個々の取組に一貫性を持たせて教育効果を高めることを目的として、「地域医療合同セミナー」の創設が計画されていますが、その学年進行に応じた到達目標の明確化、成果を保証するための方策、適切な評価方法の確立のためには、過去の教育実績や学内外の協働体制を有効に生かしつつ、さらに全学的な努力を続けていくことを希望します。
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全体組織図
