Conquest DICOM サーバ

[ 上級編 ] ] Conquest DICOM サーバとMySQLで大規模なデータを扱う

Conquest DICOM サーバは研究・実験用に製作されていることもあり、デフォルトの状態では、100000画像までしか扱えません。しかしながら、外部データベースソフト−Microsoft SQL ServerやMySQLを使用することで、この制限を回避できます。
ここでは、フリーのデータベースソフトであるMySQLを使用した設定について解説します。

 1.MySQLのインストールと設定

1)プログラムの入手

プログラムはホームページ(http://www-jp.mysql.com/)から
ダウンロードできます。

   ダウンロードページは こちらです

2)セットアップ

パッケージを展開してインストールしてください。
インストールが完了したら、MySQLのインストールディレクトリ内の「bin\winmysqladmin.exe」を実行します。



実行すると、ユーザー名とパスワードを入力するダイアローグが表示されるので、 ユーザー名: root, パスワードは任意に入れてください。(ちなみにrootユーザーはMySQLの管理者です)


OKボタンを押すと、ウィンドウが閉じ、タスクバーに常駐します。


次に、管理者(root)のパスワード設定とデータベースを作成します。
まず、コマンドプロンプトを開いてください。



1 - 現在のディレクトリをMySQLのインストールディレクトリ(この例ではC:\mysql)のbinディレクトリに移動します。
2 - 管理者(root)のパスワードを設定します。例では、「admin」 という部分がパスワードです。この部分を任意に設定してください。
3 - データベース「conquest」を作成します。図のように入力すると、rootのパスワードを尋ねられますので、2で設定したパスワードを入力してください。
4 - これは、実際にデータベースが作成されているかを確認したところです。
リストの中に「conquest」があれば完了です。

次に、MySQLのインストールディレクトリ内の「bin\libMySQL.dll」ファイルをConquest DICOM サーバのディレクトリへコピーぢてくダサい。

3) Conquest DICOM サーバの設定

※Conquest DICOM サーバのディレクトリに「dicom.ini」ファイルがすでに存在するときは、このファイルを消去してください。
Conquest DICOM サーバを起動します。データベースの選択画面に「native MySQL driver」が現れますので、これを選択してください。



設定画面で、AEタイトルなどの設定が完了したら、「Save Configuration」ボタンを押してください。次に、Installation画面に映りますが、ないもせずに、いったん終了してください。

Conquest DICOM サーバのディレクトリにある「dicom.ini」ファイルをメモ帳で開きます。

ファイルの中の図の部分のユーザー名とパスワードにMySQLのものを書き加えてください。
上書き保存の後、再度Conquest DICOM サーバを起動し、Installationタブからインストールを実行してください。
以上で、MySQLを使ったDICOMサーバの設定は完了です。

 

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