第58回 北海道Signa User's Meeting報告

場　　所　　札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数　　78名（試験配信の釧路・旭川・函館・帯広サテライト会場を含む）


プログラム


１. 教えて新島さん！「 SWANの基礎 」
　　　　　　　　　　　　　　　　GE Healthcare MR 営業推進部
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アプリケーションスペシャリスト　新島 隆司 様

２. ちょっと見て！ちょっと聞いて！何コレ？！

３. シリーズ「Signa甲子園2018ネタ独自検証！」
　　1) Hyper ART !? (from 秋田UM)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道大学病院　高森 清華 様
　　2) Compressed Sensing が無くても出来る！息止めで！
　　　　　　　高分解能な！EOB肝細胞造影相への挑戦 (from 神奈川UM)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　勤医協中央病院　小松 伸好 様
　　3) 時短に挑戦！！息止め MR-myelography (from 広島UM)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さっぽろ北口クリニック　干川 賢 様

４. 教育講演
　　「T2*WIが役立つ脳血管病変について」
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　禎心会病院 放射線診断科　庄内 孝春 様

５. Signa甲子園2018金賞受賞者講演
　　「 Rapid SWAN 」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上尾中央総合病院　木下 友都 様

　2019年3月16日（土），札幌医科大学教育研究棟にて，第58回平成最後のSigna User's Meetingが行われました．今回は新たに帯広にもサテライト会場が設けられ，年度末のお忙しい中，サテライトも含めたくさんの方にお越し頂きありがとうございました．また今回は昨年12月東京で行われたSigna甲子園2018で金賞を受賞された上尾中央総合病院の木下友都さんをお呼びしてのUser's Meetingでした．木下さんが金賞を受賞されたネタが「Rapid SWAN」でしたので，まず教えて新島さんのコーナーでSWANの基礎についてお話いただきました．
　続いてSigna甲子園2018ネタ独自検証では銀賞を受賞された秋田UM「Hyper ART !?」を北海道大学病院の高森
さん，神奈川UM「Compressed Sensingが無くても出来る！息止めで！高分解能な！EOB肝細胞造影相への挑戦」を
勤医協中央病院の太田さん，広島UM「時短に挑戦！！息止めMR-myelography」をさっぽろ北口クリニックの干川
さんに検証して頂きました．1.5Tと3.0T，使用コイルによる結果の違いや，検証していくうちに新たな発見なども
あり，とてもおもしろいネタ検証を聞くことが出来ました．やはり自施設で実際にやってみるということはとても大切だと感じました．
　続いて教育講演では禎心会病院 庄内先生に「T2*WIが役立つ脳血管病変について」という題で，たくさんの臨床画像とともに病気や見え方などのお話を中心にわかりやすく教えて頂きました．
　最後に3月のUMの目玉企画であるSigna甲子園2018金賞受賞者講演です．撮像に時間がかかってしまうSWANを
約1/3の時間で，見たい部位だけに絞れば1分ほどの追加時間で撮像できるということで，実際に臨床で用いられて
おり，たくさんの症例も交えてお話いただきました．木下さん，まだまだ寒い北海道にはるばる来て頂きありがとう
ございました．
　次回のUMは6月の開催を予定しています．User's Meeting，懇親会の参加を世話人一同お待ちしております．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責：古谷 聡美