第48回 北海道Signa User's Meeting報告

日  時  2016年10月1日(土)15:00〜18:00

場  所  札幌医科大学 臨床教育研究棟地下1F 組合会議室

参加人数  78名


プログラム


1. MRI学会 in OMIYA参加レポート
                          北海道大学病院 濱口 裕行 様

2. Signa甲子園2016 北海道予選会

3. ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!

4. 教えて新島さん!「どうやって撮る?MRミエログラフィ」
                GE Healthcare MR 営業推進部
                  アプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様

5.教育講演「脊椎・脊髄MRIの診方」
                      禎心会病院 放射線診断科 庄内 孝春 様

<世話人だより>

 先日, 第48回北海道Signa User's Meeting が開催されました.遠方からもたくさんのご参加ありがとうございました.まずこの時期の恒例企画 「MRI学会参加レポート」を北海道大学病院 濱口さんにご報告いただきました.今年は埼玉県大宮市で開催され,日程も木〜土ではなく金〜日曜となり日程的には参加しやすくなったのではないでしょうか.機器展示のGEブースでは話題のMAGiCによってT1〜FLAIRまで様々なコントラストを表示できるのはすでによく知られていますが,T1 mapやDouble IRも短時間で解析,表示が可能であり今後の臨床において期待のできるアプリケーションだと考えられます.演題傾向としては「圧縮センシング」「computed DWI」「ultra short TE」「MR fingerprinting」に関する話題が多かったそうです.日常で使える知識としておもしろかったのは,coronary ステント後,いつからMRIを撮りはじめて良いのかという検討で,ステントデバイスメーカーとしては現状供給しているステントは全てすぐに検査可能だそうです.しかしながら通常操作モードとすることを忘れないようにしないといけません.
 次はSigna甲子園2016北海道予選です.レベルの高い演題が多くどれも甲乙つけがたい内容でした!そして何コレ?!では札幌白石記念病院 木村より静脈が描出されてしまうTOF MRAの症例を報告いたしました.
 今回のUMのもう一つの話題が「脊椎・脊髄」で,シーケンスに関する話を新島さんに,解剖・診断の話を禎心会病院 庄内先生にご講演いただきました.新島さんには,ミエログラフィで水のみを見るのか,周りの組織も見るのか,流れを見るのかでシーケンスを使い分け,またパラメータも最適化してはどうでしょうか?というご提案をいただきました.診察医の希望に沿った画像が提出できるように努力したいところです.庄内先生からは医師の視点からかなり幅広くお話いただきました.高いSNRで高い分解能で画像を提出することが理想かと思うのですが,可能な限りそういう意識で検査をおこなっていきたいですね.次回は12月です.

                                              文責:木村 紀行


今回のUMは過去最多の78名の参加となりました!不手際で狭い会場となってしまい申し訳ありませんでしたが,開催前から熱気にあふれておりました.遠方から来ていただいた方々には本当に感謝申し上げます.

本日の司会,手稲渓仁会病院の増山さんです.

最初に9月9日から大宮で行われたMRI学会の参加報告を北大病院の濱口さんにしていただきました.来年は宇都宮ですが,MRI好きにはたまらない学会ですので,ぜひご参加を検討ください!

何コレを提供していただいた白石記念病院の木村さんです.原因はわからず・・・でしたが,フォロー受診での続編報告に期待したいと思います.

今回はSigna甲子園予選会と二本立てで脊椎・脊髄について学ぶ企画を立てました.まずはGE新島さんにMRミエログラフィについて解説いただきました.

教育講演をしていただいた禎心会病院の庄内先生です.いつも様々な分野でお話いただき,ありがとうございます!大変勉強になる講演でした.