第36回 北海道Signa User's Meeting報告

場　　所　　札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数　　36名


プログラム


１. ちょっと見て！ちょっと聞いて！MR学会
　　　− MR学会でちょっと気になったトピックス −
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　札幌医科大学附属病院　中西 光広 様

２. Signa甲子園2013 北海道予選会

３. Signa解体新書 〜 知って爽快！冷却システム 〜
　　　　　　　　　GE Healthcare ヘルスケア統括本部 北海道統括支社
　　　　　　　　　　　　　フィールドマーケティンググループ　名内 存人 様
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＆ 札幌サービスステーションの皆さま

４. しまった！どうやって撮ればいいんだ！？
　　　　− 整形領域のちょっと変わった検査 −
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　札幌医科大学附属病院　高島 弘幸 様

　先日，第36回北海道Signa User’s Meetingが開催されました．今回のメインはSigna甲子園2013北海道予選であります．さて，今年はどんなネタが優勝するのでしょうか？
　はじめに札幌医科大学附属病院の中西様から今年のMR学会のトピックスをお話して頂きました．まず各メーカーのイチオシをお話し頂きました．GEはSilent Scanがイチオシで，MRAもサイレントでした．耳を澄まさなければ聞こえてこないほどの静かさで，乳幼児などの検査には特に有用と感じました．学術的には脳神経領域が熱く，DKI，QSIなどが活況とのこと．最近のMRIの潮流を知るいい機会でした．中西様，ありがとうございました．
　次はいよいよ予選会です．詳しい内容は言えませんが，それぞれに趣向を凝らした内容でした．優勝者には二次予選，本選へと進んで頂き，今年こそは金賞を取って頂きたいものです．エントリーされた皆様，ありがとうございました．
　予選会の後は知っているようであまり知られていない，冷却システムの話をGEの名内様よりお話し頂きました．マグネットの構造はどうなっているのか，検査をしていないときでもなっているあの「シュコン，シュコン」は何の音なのか，故障時の対処方法など，詳しく教えて頂きました．質問コーナーではサービスの方々にお答えを頂きました．このように装置やメンテに関する情報はなかなか知る機会がないので，とても有意義でした．名内様，サービスの皆様，ありがとうございました．
　プログラムの最後は札幌医科大学附属病院の高島様に整形領域，特に肘関節，足関節の検査についてお話し頂きました．今回の講演は関節全般に渡って応用がきく基本的な講演でした．明日からの検査に役立てていきたいと思いました．高島様，ありがとうございました．
　Signa甲子園では予選会も通じて発表者の高いモチベーションにいつも刺激をもらいます．また1年間頑張ろう！という気持ちにさせてもらいました．皆様も来年に向けて日々の検査に打ち込んで頂きたい，そんな一日でした．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責：白勢 竜二