第33回 北海道Signa User's Meeting報告

場　　所　　札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数　　42名


プログラム


１. 名内なう！
　　「行ったつもりでRSNA報告なう！」
　　　　　　　　　GE Healthcare MR Sales & Marketing部
　　　　　　　　　　 フィールドマーケティンググループ北海道担当　名内 存人 様

２. Signa甲子園2012報告 in AKIBA
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 札幌医科大学附属病院　鈴木 淳平

３. ちょっと見て！ちょっと聞いて！何コレ？！
　　「 3.0T装置 T2 FLAIRの何コレ！？」　 札幌白石脳神経外科病院　金成 宏明 様

４. 教えて！新島さん！
　　「頭部MRA入門 … 撮り方のコツ, 教えます …」
　　　　　　　　　　GE Healthcare MR Sales & Marketing部
　　　　　　　　　　　 カスタマーアプリケーションスペシャリスト　新島 隆司 様

５. 特別講演
　　「知っとこ！！脳血管MRA … 解剖と臨床 … 」
　　　　　　　　　　　　　　　札幌医科大学附属病院 放射線診断科　庄内 孝春 様

　雪が溶けて足元の悪いなか、42名のユーザーさん達が会場に足を運んで下さいました。
　まずは「名内なう！」。Patient First（患者さん第一）というテーマを掲げたRSNAでのGEのトピックスをわかりやすく報告して頂きました。静音化技術のsilenzシーケンスでは実際に音を聞くことができ、スキャンがなされているのか、いないのかわからない
ほどでした。
　続いては、先日東京秋葉原で開催されたSigna甲子園の報告がありました。当北海道UM代表の札幌医大 長濱さんが見事銀賞を
受賞しました。おめでとうございます。長濱さんの発表は着眼点、発想にオリジナリティーがあり、非常に惜しい銀賞でもありました。また今回の発表は臨床に有用なものも多いそうですので、Signa・るにアップされたら早速試してみたいと思いました。
札幌医大 鈴木さん報告ありがとうございました。
　何コレ！？では札幌白石脳外の金成さんから、3TにおけるT2 FLAIRでの磁化率アーチファクトに対し最適化されたT2 FLAIR optimizedシーケンスの使用経験の報告をしていただきました。症例の画像も見やすく大変参考になりました。
情報の提供ありがとうございました。
　この先は頭部MRAに関する話題が続き、活発な意見が飛び交い会場も盛り上がりました。
　まずは、GE新島さんに頭部3D TOF MRAの基礎についてお話しいただきました。パラメーターのどこを重視するか、どういう配分にするかは、それぞれの施設さんのこだわりの部分でしょう。パラメーター設定に正解は無いというところが奥深いですね。
　最後は札幌医大 放射線診断科 庄内先生に脳血管MRAの解剖と臨床について。脳動脈、脳動脈瘤の基礎からMRAに関する多くの実験データを提示していただきながら大変わかりやすくご説明くださいました。改めて基礎を学習する良い機会となりました。
ありがとうございました。
　次回のUMは来年3月16日です。多くのご参加をお待ちしております！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責：木村 紀行