第32回 北海道Signa User's Meeting報告

日  時  2012年9月29日(土)15:00〜18:00

場  所  札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数  43名


プログラム

1. 教えて!新島さん!
  「SPGR入門 … その原理とSPGRファミリーの謎に迫る! …」
          GE Healthcare MR Sales & Marketing部
            カスタマーアプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様

2. ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!
  1) 本日の何コレ?!その1        札幌医科大学附属病院 白勢 竜二 様
  2) 本日の何コレ?!その2       札幌麻生脳神経外科病院 濱口 明巧 様

3. Signa甲子園2012 北海道予選会

4. 特別講演
  「温故知新!Spin Echo法と北海道 Signa User's Meting」
                      札幌医科大学附属病院 原田 邦明 様

<世話人だより>

 平成24年9月29日(土)札幌医科大学臨床第一講義室にて第32回北海道Signa User's Meetingが開催されました。今回は43名のユーザーの皆様に参加して頂きました。

『教えて新島さん』ではSPGR入門ということで、基礎からSPGRファミリーの使い分けまでわかりやすく教えていただきました。T1コントラストを得る撮影条件の数値のキーワードは「50・50」(Flip angle・TR)でしたね!

『何これ』では札幌医科大学附属病院の白勢さんから腹部のMRで謎のアーチファクトが入り、ベローズのゴムが折り返しアーチファクトの原因ではないかという報告がありました。ベローズの巻き方には気をつけたほうがよさそうですね。

札幌麻生脳神経外科病院の濱口さんからは感電して受診した患者様のMR画像において頭頂に磁化率アーチファクトが出現しており、退院時にはなくなっていたという不思議な症例を見せて頂きました。原因は受傷時に髪についた泥?はたまた薄毛に使用する、ふりかけタイプの増毛スプレー?という議論になりました(笑)

『特別講演』では札幌医科大学附属病院の原田さんからUMの歴史を絡めてSpin echoの発展の歴史を今後の展望も含め話して頂きました。compressed sensing(CS)が今後のカギ?になるかも・・・大変興味深いお話でした。


                                             文責:金子 道徳


今回のUMには43名のSigna Userが集結し、Signa甲子園2012北海道予選会の行方をを見守りました。

まずはおなじみの「教えて!新島さん」
今回はSPGRについて分かりやすく教えていただきました。

続いてはこれまた恒例の「何コレ?!」
最初は札幌医大の白勢さんより、腹部撮像時にベローズがアーチファクトとして現れた画像を提供していただきました。

2つ目は麻生脳神経外科病院の濱口さんより、感電した患者さんの頭部MRIに現れた不思議な現象について報告がありました。

今回の特別講演は10月いっぱいで札幌医大病院を退職される原田邦明さんに、Spin Echoのお話とこれまでの北海道UMの歴史を講演していただきました。
原田さんからはこれまで本当に多くのことを教えていただきました。Signa Userではなくなりますが。これからもご助言いただけると幸いです。ありがとうございました。

さて、本日のメインであるSigna甲子園予選会の結果ですが、詳細については本戦が終わってからご報告いたします。ハイレベルの戦いが繰り広げられた中、勝ち抜いた代表者にはぜひ本戦で金賞を獲得していただきたいと思います。