第31回 北海道Signa User's Meeting報告

場　　所　　札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数　　46名


プログラム

１. 教えて！新島さん！（演者が変更になりました）
　　「GRE入門 〜GRASSからMERGEまで〜」
　　　　　　　　　GE Healthcare MR Sales & Marketing部
　　　　　　　　　　　カスタマーアプリケーションスペシャリスト　阿部 孝子 様

2. ちょっと見て！ちょっと聞いて！何コレ？！
　　1) 本日の何コレ？！　　　　　　　　　札幌麻生脳神経外科病院　濱口 明巧 様

3. ザ・対決！ 〜頭部、頚髄、手関節、マジでMERGEを使ってみよう！〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　札幌医科大学附属病院　白勢 竜二 様

4. 肩に凝る！
　　・解剖とMR画像　　　　　　　　　　　　　 勤医協苫小牧病院　小松 伸好 様
　　・ポジショニングのコツ　　　　　　　　 札幌医科大学附属病院　櫻井 佑樹 様
　　・ルーチン 〜うちのやり方〜　　　　　　札幌医科大学附属病院　櫻井 佑樹 様
　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　勤医協苫小牧病院　小松 伸好 様
　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　札幌秀友会病院　石井 亜紀 様
　　・代表的な臨床画像　　　　　　札幌医科大学附属病院 放射線科　玉川 光春 様

　6月9日（土）札幌医科大学臨床第一講義室にて第31回北海道Signa User's Meetingを開催しました。
YOSAKOIソーランの音色が聞こえてくる土曜の午後に、46名のユーザーの皆様が参加くださいました。
　プログラム1では、急な代役を快く引き受けてくださった阿部様からGREの基礎や撮像パラメータと画像コント
ラストの関係について丁寧な解説をしていただきました。MERGEやSWANなど最新のシーケンスに対する理解も
深まったのではないかなと感じました。
　プログラム2では、世話人の濱口から前回よりの宿題でしたDWIの脂肪抑制について報告させていただきました。Versionの変更によってプロトコルが変わってしまう危険性を再確認できました。今後に生かせればと思います。
　プログラム3では、札幌医科大学附属病院　白勢さんからMERGEとGRASSの比較について報告していただきました。同じ空間分解能なのにGRASSの方がすっきりとした画像だったのが印象的でした。この違いが原理的にどこからくるのか？という次の宿題もでき有意義なディスカッションができたと思います。
　プログラム４は肩に凝るということで、解剖を勤医協苫小牧病院　小松さんから、ポジショニングについて札幌医科大学附属病院　櫻井さんから解説していただきました。実際に撮像してみたいと思わせてくれる素晴らしい内容
でした。次に3施設から撮像方法を紹介していただきましたが、各施設の苦労している点が違うのが興味深かったです。最後に札幌医科大学附属病院 放射線科　玉川　光春先生から代表的な臨床画像の解説をいただきました。診断に必要とされる画像がどういったものなのか丁寧に解説していただき、その期待に応えることができる撮像を行っていきたいと感じました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責：濱口 明巧