2月20日(土)、札幌医科大学臨床第一講義室にて第22回北海道Signa User's Meetingが開催されました。午後から大雪という悪天候の中でしたが、青森から佐藤兼也さんをお迎えするということで道北の士別や札幌から400km離れた網走など全道各地から70名の方にご参加いただきました。
前半戦は「脂肪抑制」をテーマに2つのプログラムを企画しました。まずGEの中村さんから脂肪抑制法の原理や上手に抑制するコツを教えていただき、Manual Tuningの仕方など参考になることをたくさん教えていただきました。続いて個人的に期待していた「米 SAT PAD」実験ですが、3施設で試す部位など打ち合わせは一切していなかったのにも関わらずさまざまな部位で脂肪抑制効果を検証しており、Webには載せられないチャレンジをした方もおりましたが(笑)米を入れる容器にも工夫がしてあるなど非常に面白い結果が得られておりました。制作には手間がかかりますが、製品版のSAT PADに比べて安価ですので試してみる価値はあると思います。ただ、食品だけに衛生面には十分ご注意ください・・・。
次に恒例の何コレですが、今回は札幌秀友会病院様から膝のCoronal撮像時に出る帯状のアーチファクト、勤医協札幌西区病院様からは拡散強調画像で出る折り返しアーチファクトの2例出していただきました。参加者がいろいろとディスカッションし、最後に中村さんが出てきて一件落着するという形がUMらしくて良いですね!撮った画像に疑問をお持ちの皆さま、UMにどんどん画像を持ち込んでくださいね。
さて、休憩を挟んで後半戦はいよいよメインである講演です。まずはSigna甲子園銅賞受賞講演ということで白勢さんにご発表いただきました。スライドは既にSigna・るに掲載されているということで、オフショットを中心にSigna甲子園の楽しさについて講演していただきました。Signa甲子園は全国のSignaユーザーと意見交換できる貴重な場ですので、今年も開催されればぜひ参加したいですね。
トリは第22回UMの目玉である、Signa甲子園金賞受賞講演を青森県立中央病院の佐藤兼也さんにしていただきました。Signa甲子園でのスライドにデータの検証を加えてご発表いただき、MPGパルスとb値の関係を再確認できて大変勉強になりました。病院内外の仕事がとても忙しい中、北海道までお越しいただいて本当にありがとうございます。
次回は6月19日(土)に開催いたしますので、また多くの皆さまにご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
文責:鈴木 淳平
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