第19回 北海道Signa User's Meeting報告

日  時  2009年6月20日(土)15:00〜18:00

場  所  札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数  64名


プログラム

1. 教えて新島さん!
  『 EOBよもやま話 』
        GE Healthcare MR Sales & Marketing部
            カスタマーアプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様

2. ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!
  1) 『 札幌医大であった、ちょっと見て!な脊髄AVM 』
                     札幌医科大学附属病院 白勢 竜二 様
  2) 『 こんな画像を見たことありますか? 』
                       北海道社会保険病院 秋元 聰 様
  3) 『 頚動脈プラーク撮像における脂肪抑制について 』
                      白石脳神経外科病院 木村 紀行 様

3. うちのやり方 テーマ『 EOB 』
  1) Ver.12の場合         セントラルCIクリニック 青木 ともえ 様
  2) Ver.12の場合              勤医協中央病院 小松 伸好 様
  3) Ver.14の場合              市立旭川病院 三ツ井 貴博 様
  4) Ver.14の場合           札幌医科大学附属病院 長濱 宏史 様

4. 特別講演
  『 EOBのこれから 』
                     札幌医科大学放射線科 佐藤 大志 様

<世話人だより>

6月20日(土曜)札医大臨床教育研究棟2F臨床第一講義室にて、第19回北海道Signa User's Meetingを行いました。函館、
釧路、士別など遠くからも参加していただき、Profileユーザーも含めて64名の参加でした。
当初予定していた「教えて!中村さん!」のコーナーでは、中村さんが出張のため来られなくなり、久々に新島さんが「EOB
よもやま話し」を担当してくださいました。Dynamicの撮像方法やk-spaceのorderingなど大変参考になりました。
今回から始まったシリーズ「ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!」では、札医大病院から「脊髄AVM」の症例を出していただき、他にも飛び込みで北海道社会保険病院さんから「肝臓」の症例、白石脳神経外科病院さんから「頚動脈プラーク
イメージング」撮像時の脂肪抑制の消え残りをどうしたらよいか、新シリーズながら大変盛り上がりました。飛び込みで症例を持って来ていただいたユーザーの方々本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
今回の「うちのやりかた」のテーマは「EOB」でした。4施設のユーザーさんからそれぞれの撮像方法を紹介していただきました。動脈相を撮るときFluoro Triggerを使う場合やSmart Prepを使う場合など様々でそれぞれの特徴などよく分かりました。
またEOB造影剤の注入rateについては、通常のGd-DTPAと同様に2〜3ml/secで注入している施設とEOBの場合は1ml/secで
注入している施設があり、どちらがよいでしょうかと議論になりました。今後も検討していくうえで大変参考になりました。
特別公演では「EOBのこれから」を、札医大放射線科Dr.の佐藤大志先生に公演していただきました。EOBの臨床的有用性、
これからの可能性など大変勉強になりました。
今回も予想以上のたくさんのユーザーの方々に参加していただき大成功でした。今後とも一緒に盛り上げていきましょう。

                                                  文責:小松 伸好


風が強く、天気も悪かったのですが、今回も64名という多数のご参加をいただきました。ありがとうございます!

まずはSigna甲子園2009北海道予選会の説明から始まりました。北海道UM連覇へ向けて、9月の予選会では熱い戦いが繰り広げられることと思います。

中村さんが急遽出張のため、久しぶりの新島さんコーナーです!EOBの撮像法に関して詳細なお話しが聞けて勉強になりました。

今回から始まった新企画「何コレ?!」トップバッターは札幌医大の白勢さんです。日勤の合間を縫って症例報告をしていただきました。

続いて北海道社会保険病院の秋元さんより、EOBを用いて撮像した症例を飛び込みでご報告いただきました。

持ち込み症例のディスカッション風景です。皆さまのご施設で気になった症例や撮像方法の質問など、日常の疑問をどんどん持ち込んでいただければと思います。

続く白石脳神経外科病院の木村さんからの発表では、頚部のプラークイメージにおける脂肪抑制効果の改善について、画像を見ながらディスカッションを行いました。

うちのやり方のトップバッターはセントラルCIクリニックの青木さんです。Fluoro TriggerのSATに関して議論が行われました。

次は勤医協中央病院の小松さんです。CIクリニックと同じVer.12を使用していますが、こちらはSmart PrepでDynamicを撮像しているとのことです。どちらも一長一短があって悩ましいところですね・・・。

初登場!市立旭川病院の三ツ井さんです。Ver.14でSmart Prepを使用、動脈相は2相撮像しています。息止め不良の患者さんの対応についても詳細にご報告していただきました。またよろしくお願いします。

うちのやり方最後は札幌医大の長濱くんです。Ver.14ではShim Volが使えますので、肝細胞相のCoronalでは横隔膜付近のBlack Bandを上手に抑制できますね。

特別講演は札幌医大放射線科の佐藤先生です。EOBの臨床的有用性とピットフォール、今後に向けての活用方法など非常に勉強になりました。まだまだ発展途上の造影剤ですので、今後が楽しみですね。ありがとうございました。
<Information>

次回の UM は 2009年9月5日(土)です。また多数のご参加をお待ちしております。