第5回札幌Signa 1.5/1.0T User's Meetingのご報告

日  時  2005年6月19日(土)15:00〜18:30

場  所  勤医協札幌西区病院 3F 大会議室

参加人数  66名


プログラム

1.教えて!新島さん!
  『SE、FSE、FRFSEについて』
       GEYMS MR営業部カスタマーサポートグループ
           アプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様

2. Imaging Optionを極める!
  『Flow Compensationについて』
                   白石脳神経外科病院 中西 陽一 様

3. 宿題報告
  『肩固めの検証 〜肩は固められたか〜』
                 札幌東徳洲会病院  黒澤 亮輔 様
  『肩固めの実践』
                    江別市立病院  櫻田 剛 様

4.教えて!庄内先生!
  『脊椎・脊髄MRIの診方』
               札幌医科大学 放射線科 庄内 孝春 先生


5.脊椎・脊髄MRIの撮像テクニック
  『Positioning 、コイル選択について』
                 北海道社会保険病院 秋元 聰 様

  『Swapによる効果、Bandwidth による効果について』
                   中村記念病院 山田 和弘 様

  『ELTによる効果、Gating による効果について』
                勤医協札幌西区病院 北平 健一 様

  『Cross-talk の影響、側弯の対応について』
                   札幌医大病院 白勢 竜二 様

 第5回SSUMは、過去最大の66名の参加人数での開催となりました。今回のテーマは、どの施設でも頻繁に検査されている「脊椎・脊髄」です。また、脊椎・脊髄の撮像で関連ある、パルスシーケンスやimaging optionについて、各施設で実験、考察していただきました。さらに、明日から使える技もあり、とても充実したミーティングになったと思います。庄内先生、発表者の皆さま、大変お疲れ様でした。また、会場を提供していただきました、勤医協札幌西区病院の関係者の皆さまに深く感謝いたします。ありがとうございました。
今回は過去最高の66名のSIGNA Userが、勤医協札幌西区病院に集合しました。
まずはシリーズ「新島さん!教えて!」のコーナー(今後もこのシリーズは続く予定です)。過去のアンケート結果によると、「初心者にもわかるレベルで」、という要望が多かったため新島さんには、初心者にやさしい説明をしていただきました。今回の内容はSE系でした。
新島さんのお話いかがだったでしょうか。

経験者も知らなかったことがいくつかあったと思います。

今回の司会を勤めさせていただきました、原田です。

参加者のみなさん、どんどん発言しましょう。今のところもう一回!というのでもかまいません。学会や研究会ではありません。全員がきちんと理解して帰りたいですよね。みなさん、切磋琢磨に頑張りましょう!

さて、今回の「Imageing optionを極めろ!」は、中西さんによるflow compensationです。脊髄のMR検査では必須のImaging optionですね。
その原理や使い方や注意点などをまとめていただきました。

なんと、Spineの検査時の裏技もありました!

プレゼンを参照して下さい。

今回からの新シリーズもの、宿題報告です。このコーナーでは、UMTで発表されたことの検証を目的にしています。前回のUMTで見事あたった札幌東徳洲会病院の黒澤さん。内容は肩固めの検証でした。その効果はいかに!....

プレゼン参照

そして、もう1施設の江別市立病院の櫻田さんです。

なんと、打ち合わせしていたかのようにテーマは、肩固め!。櫻田さんは、整形外科のDrにも画像をきちんと確認していただいたということでした。

櫻田さんは、発表も落ち着いた感じで、とてもわかりやすいプレゼンテーションでした。慣れてますね。

毎回2施設に宿題報告があたりますので、快くお引き受けていただくとうれしいです。

先程まで徹夜でプレゼンをつくってくれていた札幌医大放射線科の庄内孝春先生です。「教えて!庄内先生!」をシリーズ化したかったところですが、7月から米国へ留学されるということで、残念です。先生、ビッグになって戻って戻ってきて下さい。そしてまたSSUMをよろしくお願いします!
今回UMTのテーマであります脊椎・脊髄の撮像テクニック。トップバッターは、北海道社会保険病院の秋元さん。秋元さんは会場の写真を担当していただいたので、自分の写真がありませんでした。すみません、今度撮りますので。秋元さんには、ポジショニングとコイル選択を担当していただきました。どこの撮像もそうですが、ポジショニングって大切ですね。
次は、中村記念南病院の山田さんです。山田さんには、Swap、BWの効果について発表していただきました。
脊髄周囲のCSFは、心臓の動きと同期して流れています。そこで、周波数方向をswapしてflow artifactを軽減させるテクニックです。基本的に高信号のものが動くとartifactを生むので、このテクニックはT2WIのみ有効です。また、BWを広くすることでecho spaceを短くなり、flow artifactが減少する、なんていう予想もはずれ、大差はありませんでしたね。S/N重して!って感じでしょうか。
しゃべりの王様、北平さんの登場です。1分1回ギャグの基本姿勢を崩さず、会場の緊張感は一気に和らげていただきました。司会者もこうでなければ....うーん、勉強になります。

北平さんには、ETLとGatingについて発表していただきました。T2WIでも、ETLは短いほど、ブラーリングは減少、Gatingは、Flow artifactのない良好な画像が撮れるものの、撮像時間が現実的ではないと言うことでした

札幌医大一のSIGNA使い!白勢さんの登場です。なんと、今回のUMTがはじめての登場。なぜここまで引っ張ったのか?今度、司会でもいかがでしょうか?よろしく!

白勢さんにはクロストークについて基礎実験からやっていただきました。

keynote2でとてもわかりやすいプレゼンでしたね。

皆さん、頚椎や腰椎で後弯がキツイ患者様でAxialの設定で困ったことはありませんか?FSEでは奇数偶数の励起順がありますから、T1回復の時間的な猶予が与えられるのです。その猶予はTR/2でした。よって、隣接したスライスの第一交点ではクロストークは起きません。但し、T2WIだけですよ。

明日から、自信をもって重ねられます!

予定時間を30分少々超過し、第5回SSUMも大詰めです。あっという間に3時間半が過ぎてしまいました。SSUMはGEからアプリケーション、サービス、営業担当と何を聞いても答えが返ってきそうです。普段感じているSIGNAの疑問をこの機会にぶつけてみましょう!

今回出番がなかった、札幌医大の若きエース、鈴木淳平君(エレガント鈴木)。我慢できずに、質問で頑張っていました。

第6回はよろしくね。

北海道支社 支社長の菅田さんのごあいさつで第6回SSUMを締めていただきました。

いつも、突然のご氏名に応えていただきましてありがとうございます。今後ともご協力の程、よろしくおねがいします。

SSUM世話人の山田さん、中西さんです。満面の笑みですね。さて、次回は10月になります。SIGNA甲子園も今年は実現しそうです。札幌予選をしなければなりませんね。その前にうちでは、学内予選です(笑)

神奈川UMTの高橋さーん、SIGNA甲子園、楽しみにしています!頑張って下さいね。