放射線機器・薬剤技術発表会 −−乳房撮影用感材の現状と将来−−
座長 小林 雄一
日本コダック株式会社 メディカルイメージング事業部 大久保 伸治
特に欧米ではマンモグラフィーによるスクリーニング検診が一般化しており,被曝線量の低減と病変の早期発見の目的から,高感度,高コントラストタイプのフィルムが主流となっている。
一方国内においては,従来,精査の為のマンモグラフィーが主流で,撮影件数がそれ程多くないこともあり,欧米と比べてそれ程コントラストが高くない感材系が広く使われている傾向にあった。
最近では,国内でも乳癌検診にマンモグラフィーを導入する検討がなされており,最適な感材系を再検討する必要があるだろう。体格の違いや乳房の大きさ等により一概に欧米と同様な感材を選択することが最良とは言えないが,今後マンモグラフィーの果たす役割の変化に伴い,最適な感材系の選択が重要な要素になると考えられる。
今回は,現在使用されている感材の種類と特徴,及びコダック社としての乳房撮影用感材の将来の展望について発表する。
コニカ株式会社医用技術グループ 竹内 浩美
コニカマンモシステム
フィルム:CM スクリーン:M−100
CM−H M−150
M−200
さらに,設計されたフィルムの感度,コントラストを維持・管理しやすい処理性能も重要な性能です。また,今後の集検化に向けてのマンモ撮影システムの検討も必要と言えます。
富士写真フィルム株式会社 宮台技術開発センター主任研究員 中島 延淑
安定したFCR画像を実現する画像処理が自動濃度/コントラスト設定処理であり,各種の診断目的への最適化は各撮影メニューごとに独立に設定可能な階調処理・周波数処理,さらにはダイナミックレンジ圧縮処理などである。
当会では乳房を対象とした,以下の項目を延べる。
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日本放射線技術学会 北海道部会