平成7年度事業計画(案) 総括
会長 柴田崇行
平成7年はしントゲン博士がエックス線を発見してから100年という節目の年に当たります。他日本放射線技術学会北海道部会はこの大きな節目の年に当たり、また一段と発展、向上すべく役員一同目的を一つにして事業推進に道進して参る所存です。
まず、大会開催関係ですが、4月22日・23日かでる27を会場に、第51回総会並びに第11回春季シンポジウムを開催いたします。今回は乳房撮影一本に焦点を絞り開催致します。
日本に於ける乳癌の発生率は年々上昇し死亡率も上昇して来ています。今後は乳癌、大腸癌、肺癌が増加すると予想されています。このような時期にあたり、特別講演は医師の立場から北大第1外科の高橋弘昌先生にお願いをし、シンポジウムは「乳房の画像検査〜より良い画像を求めて〜」と題して石岡亮君の座長のもとで行います。一方放射線機器、薬剤発表会はフィルムメーカー3社から、咳L房撮影用感材の現状と将来」と題して発表をお願いしてあります。
次に秋季大会ですが、今年はエックス線発見100年目の年に当たりますのでエックス線発見100年記念第51回脚日本放射線技術学会北海道部会大会と位置付け、道南ブロックの絶大なるご協力を得て函館市において開催致します。先般2月5日田中雄二大会長のもとで第1回実行委員会が開かれ着々と準備を進めているところです。
この大会では、かねてから私の念願であった東北部会との交流が実現します。東北部会からは5演題程度の口述発表を予定しています。また、特別講演には熊本医療短大の東田善治先生をお迎えする予定です。先生は診療放射線技師として工学博士、医学博士号を取得されています。先生のこれまでの経験、考え方を語って戴き、これからの21世紀を担う、若い会員の皆様に大きな夢と希望を持って戴けたらと考え企画を進めております。
東北部会の会員の皆様も大勢参加することと思いますので、是非会員の皆様も多数ご参加されますようお願い致します。
一方、出版関係ではワヒ海道放射瀬線技術雑誌Vol.55」を7月に発行致します。前号から全論文に英文サマリーを付ける事が出来ました。本年も編集部の尽力により実施致したいと思います。
北海道放射線技術雑誌はISSN登録を始めとして、医学中央雑誌収載、各国からの問い合わせなど、年々学会誌としての価値が対外的に認められてきた事を会員の皆様と共に喜びたいと思います。しかしこれも会員からの質の高い論文をどしどし投稿されるようお願い致します。
また、本年も専門部に依る小冊子の発行を予定しております。内容については現在のところ未定ですが、ご意見ご希望があればお聞かせ願いたいと思います。
昨年の総会で旭川ブロックより提案がありました演題募集区分の見直しですが、企画部を中心に新しい演題区分表案を作成し、ご提案申し上げますので宜しく審議の程お願い致します。
最後になりましたが、本年も平成7年度「北海道放射線技術助成金」の支給対象研究を公募致します。熱意ある研究者、研究テーマであれば個人、グループや施設の規模など問いませんので、奮って応募されることを期待しています。
今年は昨年に増して中央との交流を促進したいと思っています。日本放射線技術学会誌への投稿論文促進を始めとして、他部会との人的交流を活発に行い、北海道部会そして会員の皆様の発展向上の一助になればと考えております。
以上、事業計画案の総括と致します。
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日本放射線技術学会 北海道部会