院外処方箋添付検査項目一覧
略称 検査項目 基準範囲 単位 主な検査目的
WBC 白血球数 3.3~8.6 ×103/μL 白血病などの血液疾患、細菌感染症や炎症性疾患で異常値を示す他、薬剤の影響も反映します。
Neut 好中球数   ×103/μL 細菌などに感染した際に貪食、殺菌作用で生体を防御するために働きます。そのため、感染症特に細菌感染では、増加します。抗がん剤による骨髄抑制の指標となります。
Hb ヘモグロビン濃度 男性 13.7~16.8
女性 11.6~14.8
g/dL 赤血球中で酸素の運搬を担うタンパク質の量です。貧血や赤血球増加症の評価に用います。
PLT 血小板数 158~348 ×103/μL 止血のために働く血球の数です。出血傾向がある場合、原因探索の指標です。
AST アスパラギン酸アミノ
トランスフェラーゼ
13~30 U/L 肝臓、心臓などの障害の指標です。
ALT アラニンアミノ
トランスフェラーゼ
男性 10~42
女性 7~23
U/L 肝臓の障害の指標です。
T-Bil 総ビリルビン 0.4~1.5 mg/dL 肝・胆道疾患の診断、経過観察、重症度や黄疸の鑑別に使用します。
SCr 血清クレアチニン 男性 0.65~1.07
女性 0.46~0.79
mg/dL 腎機能・筋肉量の指標です。
eGFR 推算GFR mL/min/1.73m2 日本腎臓学会より公表された日本人のeGFR推算式で、腎機能を評価するための糸球体濾過量(GFR)です。
PT-INR プロトロンビン時間
(国際標準比)
0.85~1.15   血液の凝固能を示す検査値です。
HbA1c  ヘモグロビンA1c分画 4.6~6.2 %(NGSP) 過去1~2ヵ月間の血糖値の平均を反映すると考えられ、血糖コントロールの指標です。
CK クレアチンキナーゼ 男性 59~248
女性 41~153
U/L 筋肉組織などに多く含まれる酵素で、心筋や骨格筋などに障害を受けた際に上昇します。
CRP C反応性蛋白 0.00~0.14 mg/dL 感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死(心筋梗塞など)といった炎症性疾患で増加し、その活動性の指標となります。
K カリウム 3.6~4.8 mmol/L 電解質のバランスの指標です。主に細胞の機能や神経、筋肉の興奮性、特に心筋に大きな役割を果たしています。