自分の「やりたい!」が実現できる

1.少人数体制

 本学作業療法学科では作業療法士12名、医師2名が教育に当たっており知識だけでなく治療技術なども演習や実習を通じて少人数教育が行われています。さらに、客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination;OSCE)と呼ばれる判断力・技術・マナーといった基本的な臨床技術を客観的に評価するための教育方法をいち早く取り入れ実施しています。

2.北海道内での歴史ある養成校

 本学は北海道で最も早く設立された養成校の一つであり、多くの卒業生が臨床現場で働いています。このため、これらの卒業生を中心として、本学の作業療法教育に積極的に協力してくれる医療機関や施設が数多くあり、多くの臨床現場で充実した臨床実習を修めることが可能です。

3.特色あるカリキュラム

 カリキュラムには3学年から卒業論文作成に向けた研究法や教員による個別指導の時間が設けられており、将来、研究者や高度な専門性を更に身につけるための準備ができます。また、理学療法学科、看護学科、医学部との合同学習による学生同士の活発な交流も図っています。一般教育科目、専門基礎科目以外にも、保健医療総論(1~4学年)における学科・学部横断のグループ学習や地域医療実習など、チーム医療を学ぶために全国でもユニークな学習体制も整えています。

4.多彩な進路

本学の作業療法学科の卒業生は、道内、および道外各地において、公立、民間の病院・診療所で活躍しています。また、子供や発達障害を持つ成人のための施設や老人保健施設などの介護保険の施設で勤務している卒業生も多くいます。これらの求人についても、ここ数年は年間500件以上と、卒業生1人あたり25件以上あり、卒業生は自らの希望の進路に進むことが出来ております。

 また、病院・診療所や施設のみでなく、道庁や市町村の保健所などの行政機関、養護学校などの教育機関で活躍している卒業生もおります。さらには、スポーツトレーナーとして活躍する卒業生や自ら起業している卒業生、JICAなど国際活動に従事している卒業生もおり、近年活躍の場は拡がっています。本学科以外でも、大学教員として作業療法士、および関連職種の養成や研究に従事する卒業生が多いことも特徴です。

 さらに、本学科の大きな特徴として、卒業時に学士号を取得できるため、卒業後すぐに大学院に進学できる点があります。本学の大学院保健医療学研究科では学部教員からの指導を受けることができ、学部教育との連続性を持って研究を学ぶことが可能になります。

 最後に、平成27年度より本学附属病院において理学療法士・作業療法士研修制度が開始されました。先端医療を提供する大学病院という環境下で、経験豊かな作業療法士や関連職種の指導のもとで知識や技術を深める機会が身近にあることは、本学科の特徴の1つです。