現代GP「第3回 メディカル・カフェ」 開催報告
09年5月9日(土)〜10日(日) 札幌医科大学・北海道医療大学合同授業「メディカル・カフェをつくる」において、札幌近郊で合宿ワークショップを開催しました。両大学の学生・教員・スタッフが多数参加しました。
 
本ワークショップの目的
 日常から切り離された環境の中で、一定の時間内に「ものづくり」の作業を一緒に行うことで、相互コミュニケーションを深め、これから「メディカル・カフェ」を企画・運営するうえでの相互理解の向上を図る。
 医学、薬学、心理科学、看護、作業療法、理学療法、言語療法を学んでいる学生がアイディアを出し合い、コミュニケーションをとりながら、ミニ「メディカル・カフェ」を企画する。脳・心臓・肺・肝臓・胃腸のしくみについて、小学生(高学年)を想定した聴衆に分かり易く説明し、且つたくさんの質問をしてもらう「双方向コミュニケーション」の「場」創りの経験をする。今回は、パワーポイントを使用せず手作りカフェを実施する。
 
合宿スケジュール
 5月9日(土)
集 合
 9:00に札幌駅からバスで出発しました。40分ほどで、合宿ワークショップ会場に到着しました。
アイス・ブレーキング
 北海道医療大学の阿部先生から、今回のワークショップの趣旨説明が行われた後、簡単な「アイス・ブレーキング」が行われました。
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【オリエンテーション】
【アイスブレーキング】
ワークショップに向けた準備
  今回は,下記の@〜Bの内容で、学生に準備をしてもらいました。
@脳・心臓・肺・肝臓・胃腸をテーマとしたミニ「メディカル・カフェ」の企画と実施を行う。
Aミニ「メディカル・カフェ」は15分、質問時間は10分で行う。聴衆は小学生(高学年)を想定する。
Bミニ「メディカル・カフェ」開催中、他のグループは「聴衆(小学生)」として質問し、ミニ「メディカル・カフェ」の評価を行う。
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【ワークショップ準備: 夜遅くまで熱心に取り組みました。】
 5月10日(日)
ワークショップの開催
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【学生によるミニ・メディカルカフェ: 
様々な工夫を凝らした発表で、会場は大いに盛り上がりました。】
 どのグループも、@臓器や人体の図・模型を丁寧に作り、A対象(小学校高学年)に配慮した物語の設定、B聞き手を惹きつける仕掛け(参加型の形態やクイズ形式)などを組み込み、聴衆をうまく話に引き込む配慮がなされたカフェでした。中には、小学生の一日で『脳の働き』を紹介したり、のび太がドラえもんのスモールライトによって小さくなり腸内を旅するというストーリーを設定し、『胃腸の働き』を説明するというグループもあり、大変興味深い内容でした。今後のメディカル・カフェの企画・実施において、大いに期待が持てる学生の皆さんの活躍ぶりでした。
皆さん、短い時間の中での企画・実施、本当にお疲れ様でした!
終 了
 この1泊2日は、学生の皆さんの企画力、創造力、柔軟性、実行力、底力が随所に発揮された素晴らしい時間となりました。物づくりを媒介として、今後のメディカル・カフェの企画・実施に向けて必要なことを洗い出し、団結を深める絶好の機会となりました。
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