理事長・学長室から2022

5令和4年8月8日発行

はじめに

新型コロナウイルス、オミクロン株BA.5の勢いがものすごいですね。身近にも次々感染者、濃厚接触者が発生し、空恐ろしさすら感じます。そうこうするうちに今度はBA.2.75、その名も「ケンタウロス」だそうです!名前からして強そうですね・・私なんか「北斗の拳」を連想してしまいました(それはケンシロウだろ)。
一方、ウイルスは弱毒化し、より多くの個体に拡大する方向に変異しているようにも思えます。専門家の中からも、今後、感染症法上の第5類への引き下げの必要性を指摘する声が出てきています。
今回の「理事長・学長室から2022」第5号では、本学から発信されている、新型コロナウイルス感染症の疫学・統計学的解析データについて紹介します。

1. 本学独自のCOVID-19関連データの解析・発信

本学医学部附属フロンティア医学研究所・ゲノム医科学部門の井戸川雅史准教授は、Johns Hopkins大学やWHOなどが提供するビッグデータをもとに、COVID-19に関する世界やわが国の感染状況やワクチン接種状況などを、グラフ化するなどわかりやすく解析しweb上に発信しています。図1、2、3に、その1例を示します。これらのデータは、多くの研究者により学術論文に引用され、報道機関や企業、自治体にも利用されるなど、各方面から注目されています。
 データ掲載サイトのURLは、https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/ です。(下記リンク①)
 また、井戸川先生は、最近、「がん遺伝子パネル解析支援ソフト“Varporter”」を開発しました。これにより、これまでのがん遺伝子パネル検査の解析作業が各段に効率化し、がんゲノム医療従事者の負担軽減に繋がっています。このソフトについても、すでに多くの医療機関や企業から問い合わせが来ているとのことです。ソフトは、下記のサイトからダウンロードが可能です。https://web.sapmed.ac.jp/canmol/varporter.html(下記リンク②)
 井戸川先生には、今後も本学からの新たな情報発信の担い手として、ご活躍を期待したいと思います。

おわりに

コロナ第7波の影響で、東日本医科学生体育大会(東医体)も、一部の競技を除いて中止となってしまいました。大会をめざして準備をしてきた運営本部の皆さんや、練習を重ねてきた選手の皆さんの無念さは察するにあまりあります。しかし、医療を志す者として、この状況をしっかりと受け止め理解し、これをばねに将来に向かって歩みを続けてほしいと思います。
いつもの繰り返しになり、くどいようですが、基本的な感染予防対策の順守と、節度ある行動の継続をお願いいたします。