札幌医科大学
地域医療人間総合医学専攻:人間総合医療学領域
医学領域知的財産学
医学領域の知的財産確保と活用における課題に挑む
新しい医療技術の開発は莫大な投資に支えられており、知的財産権の担保なしにその発展は考えられません。
しかし、医学研究機関で生まれる先端技術の知的財産保護や技術移転については、医薬用途、治療方法、
再生医療材料、研究創作物等、それぞれの切り口においてこの分野独特の問題が立ちはだかり、医療技術の
開発を困難にしています。当教室では、現場の実務に根差しつつ、先端医療技術の開発と実用化に適した
知財環境の構築に向けた研究を行っています。
研究テーマ
1 医療関連技術の特許制度による有効な保護と活用に関する研究
再生医療における生体材料の保護/手術・治療方法の保護/革新的医療技術の保護
2 医学研究分野における産学連携システムの構築
3 医療イノベーションを効率的にすすめるためのインフラ構築
研究内容の具体例
1.特許が医療・研究の現場にもたらす影響
2.再生医療技術開発における知財戦略
3.医薬特許審査における論理的判断基準の確立に向けた研究
4.医薬品特許の存続期間延長における課題の抽出と展望
5.iPS細胞技術の展開とそれをめぐる特許出願動向についての分析
6.無方式主義による研究創作物の知的財産保護の可能性の検証
7.再生医療技術開発における共通基盤確立に向けた調査研究
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