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北海道広域医療情報ネットワークシステム提案一覧

No プロジェクト/研究者等 接続機関/機器等 プ  ロ  ジ  ェ  ク  ト  の  概  要
1

広域医療系ネットワーク調査研究

提案者:辰巳治之、青木文夫、宮司正道、明石浩史

共同研究者:北大医療情報部 櫻井 恒太郎、解剖学 井上 芳郎

接続機関
北大、札幌医大、(旭川医大)、各病院

ダークファイバの借用と、Gigabit Ether Switch そして、Gigabit Router, Hubが必要である。
光ファイバだけをかり、WDMやGigabit Etherなどを使うことにより、今まで、155Mbpsであった回線を8000Mbpsまで高速にすることが可能になり、費用対効果が60倍近く向上する。これは光ファイバをフルに活用し同じ本数でもスピードのでるGigabit Etherが長距離に使えるようになってきたからである。医療系においても、近未来に、このような環境が整うことを前提に、種々の問題を解決するための実験をする必要がある。そこで、ATMを使わずに長距離高速のGigabit Networkの実験を提案する。
2

データベースのフレームワークによる各種データの統合化プロジェクト

提案者:辰巳治之、青木文夫、宮司正道、明石浩史、中橋望

共同研究者:各プロジェクト参加者

接続機関
北大、札幌医大、(旭川医大)、実験参加全病院

データベースエンジンと、それが動くServerおよびデータを格納するためのハードディスク、そしてWebObjectとCyberFrameworkと端末。

バックエンドには本格的で且つポピュラーなデータベースエンジンを配置し、WebObjectやCyberFrameworkを活用することによりデータベースアクセスを軸とした、高度情報利用プロジェクトを提案する。
3 遠隔遺伝子診断システム

提案者:今井浩三、伊東文生、山本博幸、明石浩史

共同研究者:札幌医科大学附属情報センター、医学部附属がん研究所 時野、豊田

接続機関
赤平市立病院、恵佑会病院(札幌市)
赤平市立病院、恵佑会病院にDNAアレイシステム装置を設置し、各病院にてDNAアレイのイメージングまでを行い、ネットワークを用いて札幌医大側のデータベースに送り蓄積します。このとき、臨床経過、各種検査データ、マクロ、ミクロを含めた高精細医療画像など膨大な患者情報もネットワークにて札幌医大側データベースに転送、蓄積します。札幌医大側ではデータベースに蓄積された莫大な情報を統計処理し、遺伝子のクラスター解析等を行、高精度できめ細かな遺伝子診断が行えるシステムを開発します。
4 遠隔病理診断システム

第一病理:鳥越俊彦、池田健

共同研究者:石井(しらかば台)、岩木(砂川)

接続機関
しらかば台病院(札幌市)、砂川市立病院

ニコン製の場合、テルミクス画像伝送システム。オリンパス製の場合、顕微鏡画像伝送システムを必要とする。札幌医大第一病理と砂川市立病院には、それぞれ送信システムを、札幌医大病院病理部としらかば台病院には、受信システムを設置する。

実証実験内容:
1.術中迅速標本の作製と画像送信
2.迅速標本の遠隔病理診断
3.診断結果の検討
4.特殊染色標本の作製と画像送信
5.遠隔診断と病理診断データベースの作成
5 遠隔術前カンファレンスシステム

整形外科:石井清一 、横串算敏

接続機関
赤平市立病院、美唄労災病院

電子会議ソフトを必要とする。

整形外科の遠隔術前カンファランス、遠隔回診赤平市立病院には、2名の整形外科(札幌医大出身)が勤務しておりますが、専門分野以外の領域の治療に対し、適時大学の専門医が助言するシステムを構築する。
6 遠隔画像データーベースの構築

放射線医学講座:藤森研司、晴山雅人
機器診断部:名取 博

接続機関:市立三笠病院

ソフトウェア:DICOM server (Unix版)
DICOM viewer
カンファレンス用大型display(U-XGA対応)、二次圧縮保存用DVD-R/RAM changer(1TB程度)および制御用PC 一式

高速ネットワークの利用による普遍性の高いインターネット技術を利用した”本当に使える”遠隔画像診断の実証実験を行いたい。

基幹病院一元化画像データーベースによる導入コストの低減とシステムの拡張性、地方中核病院との間で Doctor to Doctor (D2D)の画像利用、学内LANを利用した居場所にとらわれない遠隔医療支援、これらをキーワードとしたい。

7 皮膚癌検診システム

皮膚科:神保孝一、近藤 靖児

接続機関
赤平市立総合病院、三笠市立病院、砂川市立病院

パワーハイスコープ一式

皮膚癌の早期発見と早期治療を目指し、住民検診を行う。その際パワーハイスコープを用いて、病変部の拡大像を画像ファイルとして札幌医科大学皮膚科に転送し、診断をつけ、各施設へ返答する。疑わしい症例に関してはそれぞれの施設の皮膚科外来において皮膚生検を行い、病理組織学的に確定診断をつける。
8 地域医療支援部会の取組み

機器診断部:名取 博

接続機関
赤平市立総合病院、三笠市立病院等
地域医療支援専門部会としては高速な回線を用いて、MEDASYS DXMM等のシステムを運用したい。

1.ネット上のテレビ電話機能では、フレームレイトの向上と空間分解能の向上により、通信相手の個人識別や対話中の表情の変化の認識が容易になり、リアルタイム性に優れた動作の観察等が可能になる。音声の遅れの解消と音質の改善の結果、対話が円滑になる。
2.精細画像の通信機能が向上し、静止画ばかりでなく動画像のリアルタイム伝送が可能になる。
3.通信用の診療記録のファイリングを含めたシステムとして開発する。

9  

三大学眼科コンサルティングシステム、手術支援システム

眼科:大塚賢二

接続機関
江別市立病院、岩見沢市立病院、深川市立病院
1.三大学眼科相互コンサルティングシステム
三大学からそれそれ眼科の各疾患に対する専門家をリストアップし、三大学同士または基幹病院から三大学の各専門家にネットを通じてコンサルトを行う。この場合、mailに画像(眼底写真、CT、MRI等)を添付する。北大医学部 大野教授、旭川医大 吉田教授とは、相互にコンサルタントし合う点で一致している。

2.手術支援システム
札幌医大眼科ー基幹病院(江別市立病院、岩見沢市立病院、深川市立病院)間において、基幹病院から顕微鏡下施術画像をネットを通じて札幌医大眼科にon lineで送信し、大学から助言をおこなう。

10 Telepathorogy

提案者:新津洋司郎(第四内科)、佐藤 昇志(病理学第一講座)

共同研究者:後藤 幹雄(美唄市立病院)

接続機関
美唄市立病院

カメラAxio cam
画像解析装置Zeiss? KS-400

1) 病理診断が困難な症例の組織標本を情報ネットワークシステムを利用して転送し,お互いのdiscussionにより診断率を高める

2) 美唄市立病院には札医大がん研病理部で講師を勤めた後藤幹雄副院長が勤務しており,留萌から同地域にかけての病理診断を一手に引き受けている.

3) カメラ−Axio camと画像解析装置Zeiss KS-400を導入することで,病理診断をより定量的なレベルで行うことができる.

 

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