Doctor's Voice ベテラン・若手婦人科医の声

産婦人科を選んだ理由は？

昔から手を動かすことが好きで、一つの同じ作業の繰り返しが苦手な性格でした。手技が多い科や幅広い分野をみられる科、
診断から治療まで一貫してできる診療科が魅力的に感じ、その全ての条件を満たすのが産婦人科でした！

そして大変なお産でも無事に赤ちゃんが生まれてくると、この上無い達成感があり幸せな気持ちになれること、
産婦人科医不足と言われ、社会的にも求められた職業であることが産婦人科医を選んだ理由です。

医局の雰囲気も大変良かったので札幌医大の産婦人科学講座に入局を決めました。

現在は関連病院で産科と婦人科の両方を診療しています。
妊婦健診での経腹エコー検査、分娩介助や産後出血・裂傷の処置、婦人科外来での経腟エコー検査、手術など常に手を動かして働いています。

お産ももちろん好きですが、最近興味がある分野は手術です。
出血が少なく層と層が綺麗に分かれ解剖学的構造がはっきり認識できる手術は、見ていてお産と同じくらいの感動があります。
私も安全に手術を行えるよう、ビデオを見たり手術本を読み勉強しています。

オフの日は釣りをして、釣った魚を調理します。新鮮な魚を自分で調理して食べるので美味しさも倍増です。

日々の診療内容や興味のある分野、
オフの過ごし方は？

学生・研修医の皆さんへメッセージを

産婦人科医を選んで後悔したことは一度もなく、毎日楽しく仕事をしています！

夜中にお産が続いたりする忙しい日ありますが、基本的にチーム制、当番制で働いており、オン・オフはとてもはっきりしています。
癌の患者さんが亡くなる一方で新しい命が誕生する職場は、非常に命について考えさせられます。

お産は人生で何度も経験することができない、記憶に残る大きなイベントです。
命の誕生する現場に立ち会い、「おめでとう」と皆で喜べる素敵な職場であなたも一緒に働いてみませんか？