地域合同キャンサーボード・特別セミナーの開催報告【北海道大学・北海道医療大学】
北海道大学・北海道医療大学では、12月10日(火)18時から社会医療法人製鉄記念室蘭病院において、「地域合同キャンサーボード・特別セミナー」を開催し、53名の医療関係者に御参加いただきました。
この「地域合同キャンサーボード・特別セミナー」の趣旨は、がんプロインテンシブコースの事業として、がんの治療方針に当たり、薬物療法・外科療法・緩和療法などの専門的治療に関する助言を必要とする医療機関において、実際の症例を通じて、多職種間の治療方針決定のプロセスやチーム医療の重要性を認識する場を提供する「地域合同キャンサーボード」、また、薬物療法・外科療法・緩和療法などの専門的治療などに関する説明を行う「特別セミナー」を開催するものです。
第1部の「キャンサーボード」では、北海道大学大学院医学研究科の秋田教授を座長に、肺癌と胃癌の2症例について、意見交換や治療方法などの検討を行いました。本学からは、医学研究科の秋田弘俊教授、清水伸一特任准教授,保健科学研究院の鷲見准教授,北海道大学病院の半澤江衣がん看護専門看護師,齋藤佳敬がん専門薬剤師がディスカッサントとして参加しました。
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キャンサーボードの開催状況
また、第2部の「特別セミナー」では、秋田先生を座長に、清水先生から「がんの放射線治療と陽子線治療」について,半澤先生から「がん患者の家族への看護~実践事例の分析から」について,齋藤先生から「がん病棟薬剤師の業務と薬物療法の適正化」について説明しました。
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北海道大学大学院医学研究科 清水特任准教授
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北海道大学病院 半澤がん看護専門看護師
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北海道大学病院 齋藤がん専門薬剤師
当日は,活発な意見交換がなされ,参加者からも非常に好評のうちに終了となりました。
4大学では、今後も道内地域医療機関において「地域合同キャンサーボード」、「特別セミナー」を開催して、地域がん診療ができるチーム連携能力の高いがん専門医療人を育成してまいります。