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胃がんに関する「地域合同キャンサーボード・特別セミナー」
札幌医科大学では、11月19日(火)18時から社団法人日本海員掖済会小樽掖済会病院において、「地域合同キャンサーボード・特別セミナー」を開催し、46名の医療関係者に御参加いただきました。
この「地域合同キャンサーボード・特別セミナー」の趣旨は、がんプロインテンシブコースの事業として、がんの治療方針に当たり、薬物療法・外科療法・緩和療法などの専門的治療に関する助言を必要とする医療機関において、実際の症例を通じて、多職種間の治療方針決定のプロセスやチーム医療の重要性を認識する場を提供する「地域合同キャンサーボード」、また、薬物療法・外科療法・緩和療法などの専門的治療などに関する説明を行う「特別セミナー」を開催するものです。
キャンサーボード
第1部の「キャンサーボード」では、小樽掖済会病院の勝木消化器病センター長を座長に、胃がんに関する症例について、意見交換や治療方法などの検討を行いました。本学からは、腫瘍・血液内科学講座の加藤淳二教授、瀧本理修講師、佐藤康史講師、消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座の信岡隆幸講師、麻酔科学講座の渡邊昭彦講師がディスカッサントとして参加しました。
また、第2部の「特別セミナー」では、加藤教授を座長に、佐藤講師から「切除不能胃癌に対する化学療法 up to date」、信岡講師から「化学療法後の胃癌外科治療戦略」、渡邊講師から「緩和医療における最近のトピック(オキシコドン注射剤、メサドン、ルビプロストン)」について説明しました。
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腫瘍・血液内科学講座 佐藤 康史 講師
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消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座
信岡 隆幸 講師 -
麻酔科学講座 渡邊 昭彦 講師
参加者からは、
・現在の標準治療から最先端まで系統的にまとまったセミナーであった。
・呼吸器や婦人科系など幅広い分野の癌腫についてもキャンサーボードを見てみたい。
・緩和では、吐き気や腹部膨満などトータルケアについても聴いてみたい。
などの感想・要望が寄せられました。
4大学では、今後も道内地域医療機関において「地域合同キャンサーボード」、「特別セミナー」を開催して、地域がん診療ができるチーム連携能力の高いがん専門医療人を育成してまいります。お問い合わせは、札幌医科大学がんプロ事務局までお寄せください。