大  学  案  内


1 大学の目的
 本学は、広く一般教養を培い、医学及び保健医療に関する学理と応用とを教授し、その深奥を攻究するとともに、知的、道徳的及び応用的能力に富む人材を育成し、もって地域社会の福祉の向上と人類の文化の進展に寄与することを目的としています。

2 大学の沿革の概要

 本学は、その目的を達成するため、昭和20年に創立された北海道庁立女子医学専門学校を基盤に、昭和25年北海道立の医科大学として設置されました。
 開学当初は女子医学専門学校の旧校舎を使用し、入学定員も40名で発足しましたが、その後校舎等の整備拡充を図り、大学院やがん研究所、臨海医学研究所なども逐次設置され、また、附属病院、図書館などの増改築を行ってその充実に努めてきました。
 平成5年には保健医療学部が開設され、入学定員も医学部100名、保健医療学部90名の医科総合大学となり、医学及び保健医療学の教育、研究機関として質的向上が図られました。
以下、年次をおってその概要を述べますと次のとおりです。

昭和25年2月20日札幌医科大学設置認可(学生入学定員40名)
昭和25年4月1日開   学
昭和25年4月20日第1回入学式挙行
昭和25年6月25日開学式挙行(大学記念日とする)
昭和28年4月1日学生入学定員60名
昭和29年3月20日第1回卒業式挙行(卒業生36名)
昭和30年9月1日附属がん研究所設置
昭和31年4月1日大学院医学研究科設置
昭和33年4月1日医学進学課程開設
昭和38年4月1日学生入学定員80名
昭和43年9月1日附属臨海医学研究所設置
昭和49年4月1日学生入学定員100名
昭和54年4月1日医学進学課程及び専門課程の区分廃止(6年間一貫教育の実施)
昭和58年6月23日附属病院整備第1期工事竣工
昭和61年3月13日附属病院整備第2期工事竣工
平成3年3月28日国際医学交流センター竣工
平成5年4月1日保健医療学部開設(看護学科、理学療法学科、作業療法学科)
平成7年3月31日リハビリテーション教育実習棟完成
平成10年4月1日大学院保健医療学研究科(修士課程:看護学専攻、理学療法学・作業療法学専攻)を開設
平成11年3月28日基礎医学研究棟竣工
平成11年4月1日附属情報センター設置
平成12年4月1日大学院保健医療学研究科(博士(後期)課程:理学療法学・作業療法学専攻)を開設
平成12年6月25日開学50周年(創基55周年)記念式を挙行
平成12年10月1日交流会館竣工
平成13年4月1日大学院医学研究科を再編整備(地域医療人間総合医学専攻、分子・器官制御医学専攻、情報伝達制御医学専攻の3専攻へ)
平成14年4月1日札幌医大病院ファミリーハウス竣工
平成14年10月1日附属病院高度救命救急センター運営開始
平成14年12月1日札幌医科大学記念ホール竣工


3 大学の特色   

 本学は、昭和25年に北海道立の医科大学として設立された大学で、充実した教育体制と全国有数の施設・設備を擁し、多くの研究業績を挙げているとともに、開学以来医学部では平成16年までに4,211名に及ぶ優れた医師・医学者を社会に送り出しています。
 本道医療の拠点として、保健医療を取りまく環境の変化に対応し、社会的要請や道民の期待に応えるため、保健医療分野において指導的立場に立つことの出来る資質の高い医療技術者、教育者及び研究者の養成を図り、道内の高度医療を目指す教育と地域医療の向上に大きな役割を果たすため、平成5年度に保健医療学部を開設し、平成16年までに784名を送り出しています。
 本学は、広く国際交流を進めており、特に北方圏地域のフィンランド、カナダ、アメリカ及び中国の医科大学との間で研究業績の交換、共同研究の推進及び研究者の相互派遣等の学術交流を積極的に行っています。また、平成11年度から、学生のカナダアルバータ大学での語学研修、カルガリー大学での臨床研修が行われています。



4 大学の構成

 本学は、医学部(医学科:6年制)及び保健医療学部(看護学科、理学療法学科、作業療法学科:4年 制)の2学部からなる医科総合大学であり、医学研究科(4年制博士課程)及び保健医療学研究科(2年 制修士課程:看護学専攻、5年制博士課程(前期2年・後期3年):理学療法学・作業療法学専攻)の大学院も置かれています。
 1学年の学生定員は、医学部 100 名、保健医療学部 90 名で、総定員は 960 名です。また、大学院学生 の定員は、医学研究科は1学年50名で、総定員は200名、保健医療学研究科は修士課程及び博士(前期)課程が1学年24名、博士(後期)課程が1学年6名の計 30名で、総定員は 66 名です。このほか、研究生の制度があり、毎年500 名程度の者が研究に従事しています。
 医学部には、18の学科目と13の基礎医学講座及び20の臨床医学講座があり、教育及び研究を行っています。
 保健医療学部には、7の学科目と看護学科に4講座、理学療法学科に2講座、作業療法学科に2講座があり、それぞれ教育及び研究を行っています。
 附属施設としては附属病院、図書館、情報センターが、医学部附属施設としてはがん研究所、臨海医学研究所があります。
 その他、教育研究機器センター、動物実験施設部がおかれています。
 附属病院は、診療22科(内科〔4科〕・神経内科・外科〔2科〕・整形外科・脳神経外科・婦人科・産科周産期科・小児科・眼科・皮膚科・形成外科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・神経精神科・放射線科・麻酔科・総合診療科・歯科口腔外科)及び薬剤部・検査部・機器診断部・病理部・放射線部・手術部・医療材料部・リハビリテーション部・救急集中治療部などを置き、病床数994床、外来患者1日約 1,800 名を数える総合病院であり、臨床教育と研究の中枢的機能を果たしています。
 また、平成8年には特定機能病院の承認を受け、高度専門医療を提供するとともに、平成14年10月に本道唯一の高度救命救急センターの運営を開始、さらに平成15年9月には北海道リハビリテーション支援センターに指定されるなど本道における医療の中心として重要な役割を果たしています。
 その他、事務局が大学の庶務、財務等の事務的なことを行っています。その中で、学生の教育等に関する業務は学務課が行っています。



5 教育方針・カリキュラム・授業科目
(1)医学部医学科

 学部の教育目標は、多様化する医学・医療の進展に対応し、社会の要請に応えうる基本的臨床能力、技術をそなえた人間性豊かな医師の育成と医学研究者となるための基礎を培うことです。
 この教育目標を達成するため、次の教育方針を柱としています。

医の倫理に徹し、人間愛あふれた医師及び医学研究者を育てる。
創造性に富み、自主的精神と科学者としての心を持った医師及び医学研究者を育てる。
医学・医療の進歩に即応し、地域及び国際社会に貢献し得る医師及び医学研究者を育てる。

 多様な初期診療の社会的要請に応え得る、幅広い能力を有する医師を育てる。
 この教育方針に基づいて、6年間一貫の教育を行っています。
 第1学年において、主として人間形成に必要な教養を養うための一般教育を、第2学年では、医学一般のほかに解剖学実習が始まり、第2学年後半から臨床医学が一部始まります。第4学年の後半に共用試験(CBT)、さらに第5学年で共用試験(OSCE)を経て、診療参加型臨床実習に入るなど医学全般にわたる教育が行われています。
 さらには、附属臨海医学研究所(北海道利尻島)における臨海実習や、外国人特別非常勤教授による医学英会話教育を開講し、英語を用いて医学的知識を実際の診療に活用するための教育などが行われています。また、全学年を通して医学概論・医療総論が開講され、医の倫理をはじめとする医学を学ぶ者としての人間性形成教育が行われます。
 授業科目は、次のとおりです。

一般教育科目関係
T哲学、文学、心理学、歴史学、倫理学、法学、経済学、社会学、人類学
U数学、物理学、化学、生物学、統計学、基礎生命科学
V英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、医学英語、医学英会話
W運動科学、トレーニング
X情報科学、応用情報医科学、医療情報科学
VI新入生セミナー、医学史、21世紀問題群
専門教育科目
 医学概論・医療総論、細胞・組織の基本構造と機能、組織・各臓器の構成,機能と位置、個体の調節機構とホメオスタシス、個体の発生、生体物質の代謝、遺伝と遺伝子、生体と微生物(含む寄生虫)、免疫と生体防御、生体と薬物、原因と病態(含む腫瘍)、血液・造血器・リンパ系、神経系(除く感覚器・高次機能)、皮膚系、運動器、循環系、呼吸系、消化器系(含む肝胆膵)、腎・尿路系、生殖機能(含む乳房)、妊娠と分娩、内分泌・栄養・代謝系、眼・視覚系、耳鼻・咽喉系、口腔外科、精神系(神経高次機能を含む)、感染症、免疫・アレルギー疾患、物理化学的因子による疾患、成長と発達、加齢と老化、人の死・死と法、症候・病態からのアプローチ、薬物治療の基本原理、臨床検査・輸血、外科治療・周術管理、麻酔、医用機器・輸液・移植、リハビリテーション・介護、緩和医療、放射線診断及び治療、社会・環境と健康、疫学と予防医学、生活習慣と疾病、保健,医療,福祉と介護の制度、EBMと臨床研究、医事法則、CPC・病理示説、PBLチュートリアル
(2)保健医療学部

 保健医療学部は、保健医療の総合的な教育の充実と研究・実践の発展に寄与することを目的とし、地域住民のニーズにこたえ、広く社会に貢献しうる看護師・保健師・理学療法士・作業療法士の育成をめざしています。
 この理念を達成するため、次の教育目標を掲げています。

人間の生命と人権を尊重し、全人的に理解する態度をもつ。
主体的、かつ創造的に問題や課題を提示し、解決していく能力をもつ。 
対象のニーズに応じた専門的な実践に必要な基礎的能力をもつ。
保健医療福祉システムを総合的に理解するとともに、チームの一員として、対象を中心にして有機的に機能する基礎的能力をもつ。
保健医療福祉水準の向上や発展に貢献する態度をもつ。
専門職能集団の発展に寄与する態度をもつ。
文化や価値観の多様性を認め、広い視野と柔軟で豊かな感性を自ら培う態度をもつ。
変化する日本及び国際社会のなかで、自己及び社会の課題を洞察し、発展的に対処・追求していく態度をもつ。
現在の授業科目は、次のとおりです。
(ア)

一般教育科目(3学科共通)
 生物学、生命の物理学、生命の化学、自然科学実験、生態学、生命科学、心理学概論、心理学実験、哲学と科学、倫理学、論理的思考、教育学、社会学概論、法学、文化人類学、女性学、国際社会論、芸術論、情報科学、統計数学、生活学、健康と活動、スポーツとレクリエーション、表現論、英語、保健医療英語、スペイン語、中国語、ロシア語、手話・点字、自主課題研究

(イ)

看護学科専門科目
 保健医療総論、生体科学、健康心理学、人間発達学、人間関係論、家族社会学、病態学、保健医療システム、環境保健論、疫学、保健医療統計学、社会と健康史、救急法、社会福祉学、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、臨床心理学、生体力学、人間工学、看護学概論、看護技術総論、看護技術論、看護理論、ヘルスアセスメント、健康教育論、看護倫理、看護臨床治療論、成人看護活動論、母子健康看護論、母子看護活動論、老年看護活動論、精神看護活動論、在宅看護活動論、地域看護活動論、基礎看護実習、成人看護実習、母子看護実習、老年看護実習、精神看護実習、地域看護実習、看護学セミナー、集中治療看護論、終末期看護論、リハビリテーション看護論、産業看護論、国際保健医療・看護論、看護管理学、看護教育学、リハビリテーション概論、医療経済学

(ウ)

理学療法学科専門科目
 保健医療総論、人間発達学、社会と健康史、人間関係論、家族社会学、解剖学、解剖学実習、生理学、生理学実習、生体力学、運動学、運動学実習、運動生理学、神経科学の基礎、臨床心理学、病理学概論、内部障害学、神経障害学、術前術後管理学、運動器障害学、発達障害学、精神障害学、老年期障害学、社会福祉学、リハビリテーション概論、理学療法学概論、理学療法管理学、病態運動学、保健医療統計学、理学療法学研究法、理学療法研究セミナー、理学療法評価診断学、高次脳機能障害学、基礎運動療法学、義肢装具学、物理療法学、運動器障害理学療法学、神経障害理学療法学、発達障害理学療法学、内部障害理学療法学、日常生活技術学、集中治療理学療法学、リハビリテーション工学、地域理学療法学、生活環境学、臨床実習、総合臨床実習、臨床検査・薬理学、公衆衛生学、スポーツ障害学、徒手関節治療学、神経筋促通治療学、理学療法課題研究

(エ)

作業療法学科専門科目
 保健医療総論、解剖学、解剖学実習、生理学、生理学実習、運動学、運動学実習、人間発達学、病理学概論、臨床心理学、運動障害学、運動機能障害学、内部障害学、老年期障害学、神経障害学、精神障害学、神経精神障害学、発達障害学、高次脳機能障害学、社会福祉学、リハビリテーション概論、作業療法学概論、職業倫理・管理学、作業療法技術学演習、作業療法研究セミナー、作業療法特別課題、作業療法評価学、作業療法評価学演習、日常生活適応学、身体障害作業療法学、精神障害作業療法学、発達障害作業療法学、老年期障害作業療法学、作業療法総論、地域作業療法論、臨床実習、総合臨床実習、生体力学、神経科学の基礎、術前術後管理学、救急法、臨床検査・薬理学、スポーツ障害学、リハビリテーション工学、社会と健康史、公衆衛生学、保健医療統計学、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論

(3)大学院医学研究科(博士課程)

 大学院医学研究科では、よりよき地域医療確立のため高度医療職業人の育成と先端医学研究の推進を目指し、次の各専攻別に、必要な科目の教育を行います。
 ○ 地域医療人間総合医学専攻
 ○ 分子・器官制御医学専攻
 ○ 情報伝達制御医学専攻
 大学院の所定の単位を修得し、学位論文の審査に合格した者には、博士(医学)の学位が授与されます。
 なお、この学位は、大学院に入学しない者で、所定の医学研究の経歴を有し、論文を提出してその審査に合格した者にも授与されます。

(4)大学院保健医療学研究科(修士課程・博士課程)

〔修士課程・博士課程前期〕
 広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な能力を養うため、次の各専攻別に、必要な科目の教育を行います。
 ○ 看護学専攻(修士課程)
 ○ 理学療法学・作業療法学専攻(博士課程前期)
 大学院の所定単位を修得し、学位論文の審査に合格した者には、修士(看護学、理学療法学又は作業療法学)の学位が授与されます。
〔博士課程後期〕
 国際的視野に立って保健・医療・福祉に貢献できる人材の育成、より高度な専門的知識を有する研究者及び教育者の育成を行います。
 ○ 理学療法学・作業療法学専攻(博士課程後期)
 大学院の所定単位を修得し、学位論文の審査に合格した者には、博士(理学療法学又は作業療法学)の学位が授与されます。



6 修学のための費用
(1)入学初年度は、次の費用を必要とします。
○ 入 学 料      282,000円
○ 授 業 料  年額 520,800円(4月と10月の2期に分納)

○ 教科書等
   医  学  部   約50,000円
   保健医療学部  約80,000円〜100,000円
     ※なお、入学料・授業料については変更することがあります。
(2)2年次以降は、授業料及び教科書、実習用具費等を必要としますが、金額は定まっていません。
(3)その他の費用
○ 臨床実習で市内及び各地の病院等に配置された場合の交通費、宿泊費等の諸経費は自己負担になります。


7 学生生活の概要
(1)

アルバイト
 本学の教育課程は、医学部及び保健医療学部の特徴として、他大学の学部に比較して授業時間が多く編成されており、学生は自主的な学習時間を多くとらなければならないことになります。しかし、経済的に修学が困難な学生のために、アルバイトの相談に応じています。

(2)

学 生 寮
 本学には、学生寮(定員50名)が設置されており、寮生の良識と責任に基づいて自主的に運営されています。

(3)

奨 学 金
 学業・人物ともに優秀であり、かつ健康で、経済的理由のために修学困難な者に対する独立行政法人日本学生支援機構の奨学金貸与制度のほか、学部により、卒業後一定期間の勤務を条件とする各都道府県、市町村の医学修学資金及び北海道立衛生学院等看護職員課程修学資金などの制度があります。。

(4)

授業料の減免
 真にやむを得ない理由により、学費の支弁が極めて困難な学生に対し、授業料の減額及び免除制度があります。
 ただし、入学した年度の前期分授業料はこの対象となりません。

(5)

学生教育研究災害傷害保険
 学生が教育活動(正課教育、学校行事、大学施設内にいるあいだ、大学に届け出た課外活動)中の不慮の事故等により、身体に傷害を被った場合の救済措置として、全学生が、学生教育研究災害傷害保険に加入しています。(保険料は、後援会費で負担しています。)

(6)

臨床実習保険
 臨床実習中の各種感染事故や実習相手方等への事故の発生に対応するため保険に加入してもらうこととしています。(年額2,000円程度)

(7)

学生相談
 本学では、学生のさまざまな健康相談に応じられるよう、学生保健管理センターを置いており、所長以下、医師、カウンセラー、看護師が任命されていて、健康でより充実した学生生活が送れるよう指導しています。
 保健室では、不慮のけがや気分が悪くなった時、附属病院の医師、看護師により応急的な処置を行います。
 また、学生健康相談室では専任のカウンセラーを配置し、学生生活や人生問題、就職、将来の方針などあらゆる相談に応じられる体制を考えています。

(8)

札幌医科大学交流会館
 学生同士や学生と教職員との交流の場、あるいは学生の課外(サークル)活動の場として、平成12年10月に新設されました。

(9)

福利厚生施設
 学内には、書店、売店、食堂、喫茶店、理・美容室などの施設があります。

(10)学内自習施設
 

附属図書館
 附属図書館はIDカードによる入退館システムが導入されており、土・日を含め9時から24時まで図書館を利用することができます。館内には、情報社会にふさわしく、情報検索コンピュータやAV(視聴覚)機器が総計28台設置され、加えて閲覧席には学内LAN接続のための情報コンセントが整備されており、利用者自身のノート型パソコンで、附属情報センターの充実したネットワーク環境のもと、各種情報検索やインターネットが利用できます。

 

ランゲージ・ラボラトリ
 外国語の実際的運用能力を高めるため、ランゲージ・ラボラトリが設置されており、自己学習にも大いに活用されています。

 

標本館
 標本館には多くの医学標本が系統的に展示されているほか、顕微鏡やコンピュータも備えて、学生の効果的な勉学が出来るように配慮されています。

 

学生コンピュータ実習室
 情報センター及び保健医療学部棟には学生コンピュータ室があり、計121台のコンピュータを備えて24時間使用可能な体制となっています。

 

演習室
 本学には、20の演習室があります。
 少人数教育に用いられるよう設けられたものですが、空き時間は学生同士の自主学習の場として、国家試験対策等積極的に利用されています。夜間も使用することが可能です。

(11)

課外活動
 正課教育以外の学生の課外活動として、体育及び文化関係のサークル及び同好会があり、日常、各分野において自主的に活発な活動が行われています。
 なお、これらの活動に対して、大学は基本的施設・設備の拡大、充実に努め、その活動経費についても若干の援助を行いこれらサークルの育成に努めています。
 課外活動の主な年間行事としては、新入生歓迎レセプション、大学祭、体育祭、文化芸術祭、関係大学との提携による各スポーツ大会などがあります。
 また、主な施設として屋内体育館、弓道場、武道場(空手道・柔道)、テニスコート及び新琴似グラウンド(野球場、サッカー場)に、近郊の余市岳山麓には白井小屋が設置されています。



8 後 援 会
 「札幌医科大学後援会」は、本学の教育事業を後援し、その発展に協力することを目的とし、この目的を達成するために次のことを行っています。
(1)学長及び学生担当教員と父母との懇談や大学の現状について報告する懇談会を隔年で開催しています。
(2)新入生に対して入学直後に、学部の教育方針や学生お互いの理解を深めるため、オリエンテーションを開催しています。
(3)学生が関係する大学祭等各種行事並びにサークル活動に対する経費の助成をしています。
(4)学生傷害保険の保険料の負担及び学生のB型肝炎予防対策の経費の助成をしています。
(5)医学部6学年、保健医療学部4学年に対し、国家試験対策の経費の助成をしています。
(6)学生の国際交流への派遣助成をしています。
(7)その他、本会の目的達成上必要と認める事業。
 入学者の保護者の皆様には特段の事情がある場合を除き、本会に加入いただいております。入学手続までに会費(医学部200,000円、保健医療学部100,000円)を指定口座に振り込んでいただきますと、加入手続が終了します。


9 問い合わせ先  事務局 学務課 電話(代表)011−611−2111
内    容担 当 係内線番号
大学入試全般について 入試係2183
授業料の納入・減免について 学生係2193
奨学金について
学生寮について
後援会について 学務係2182
カリキュラム全般について 教務第一係(医学部)2185
教務第二係(保健医療学部)2192
大学院全般について主査(大学院)2177