教授挨拶

ご挨拶

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解剖学第二講座 教授 藤宮 峯子
2008年に、母校である滋賀医科大学から札幌医科大学に赴任してちょうど11年になります。赴任して来た時に抱いた「この北の大地は私の使命の場所」という思いがますます強くなっています。

私が研究を志したのは、父親が59歳で肺がんで他界したことがきっかけです。大学院生だった私は、臨床医として目の前の患者さんを救うのも大事だが、新しい治療法を研究すれば、世界中の何十億の患者さんが救える、と考えたのです。

それ以来、研究をするなら一番貢献度の高い研究をしようと考えて来ました。糖尿病の研究を積み重ねて来たのも、腎臓病に対する再生医療の研究を行っているのも、この青春の夢に忠実に生きて来た証です。

しかし、研究成果が実際に臨床に応用されるのは1万分の1と言われるくらい、厳しい現実があります。目の前に立ちはだかった前人未踏の急峻な山を見上げては、何としても登頂しなければ!新しい治療法を今か今かと待ってくれている人の為にも、何があっても前進しなければ!という思いで来ました。

幸い、この思いを共有する仲間に巡り会い、またサポートして下さる方々にも恵まれ、ここまで来ることができました。これからがいよいよ最終アタックになります。頂上に近くなるほど酸素が薄くなり、烈風が吹き荒れます。団結をますます強めて、糖尿病性腎症の再生医療を1日も早く患者さまに届けたいと思います。
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