北海道分子生物学研究会(HAMB) 

 講 演 会 の お 知 ら せ


第 356 回 例会
演題

神経細胞の極性制御機構
演者

貝淵 弘三 教授

名古屋大学大学院医学研究科

日時  2001.10.10(水)17:00~18:30
場所  北海道大学・遺伝子病制御研究所・会議室(医学部北棟6階)


神経細胞は通常一本の軸索と複数の樹状突起を形成し、樹状突起 から信号を入力 して軸索から信号を出力する。軸索と樹状突起は神経細胞の分化にともなってminor processes と呼ばれる共通の突起より生じる。最近、演者らは低分子量 G蛋白質 Rhoの標的蛋白質であるRho-キナーゼの脳内基質蛋白質としてCRMP-2を同定し た。 CRMP-2を培養海馬神経細胞に高レベルで発現させると、神経細胞の軸索が複数形成さ れた。CRMP-2の作用機構を解析することによって、長らく不明であった神経細胞の軸 索・樹状突起の運命決定機構や極性形成機構が分子レベルで解明されることが期待さ れる。


主催
後援
北海道大学・遺伝子病制御研究所
北海道分子生物学研究会
連絡先   北海道大学・遺伝子病制御研究所・癌遺伝子制御分野・葛巻 暹  
TEL: 706-5020, FAX: 706-7869, E-mail: kuzumaki@med.hokudai.ac.jp

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