Since: [1997.04.20] Updated: [1998.04.07]

北海道分子生物学研究会(HAMB)の紹介



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会長挨拶   北海道大学・薬学部 大塚 栄子

Prof. Ohtsuka

 北海道分子生物学研究会(HAMB)は1983年の第6回分子生物学会年会を機に創られて,以来会長を努められた藤永 先生をはじめ札幌医大がん研分子生物学部門の方々の熱意によって活発な活動を続けて来ましたが,平成8年度からは会則も新たになり,研究会のさらなる発展を期することとなりました.平成8年度は第19回日本分子生物学会と第69回日本生化学会大会の合同年会をプログラムを一つにして札幌で開催することになり,平成8年8月26日から30日までの5日間に無事終了することができました.(写真は合同年会懇親会にて)

 柿沼光明先生の整備された新会則によって選出された平成8年1月12日の第39回幹事会での決定で2年間会長と事務局をお引き受けすることになりました.事務局の立ち上げにも時間がかかりましたが,ようやく軌道にのりました.

 この度のホームページの開設につきましては内藤 哲先生に当面お世話をお願いすることになりました.これによって会員以外の方々にもHAMBの活動を知っていただくことができるものと喜んでおります.また平成10年度からはメーリングリストなどのサービスを利用して会費を徴収しない学生会員を募ることを予定しております.より多くの方々の交流会・シンポジウムなどへの参加によって,HAMBの活動の一層の活性化を期待したいと思います.本研究会の趣旨にご賛同頂ける方の入会をお待ちしております.


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HAMBの活動

 北海道分子生物学研究会は,1980年12月北大理・医・薬・農・獣医・各学部・札大・旭川医大・帯広畜大・北海道教育大などからの100名を越える各研究者によって発足しました.1996年現在会員数も335名余りとなり,北海道地域においての本研究会研究者相互の交流と討論を深め学際的連携を目指したいという当初の目的に近づき,核酸やタンパク質の分子生物学研究を行っている人々のみならず,生化学一般,微生物学,生理学,細胞学,免疫学,病理学などいろいろな分野で研究されている方々が多数会員として参加されています.

 本研究会では,「例会」として分子生物学関連の講演会を主催,もしくは他の団体と共催で随時開催するほか,北海道地区の若手研究者に研究成果を発表していただく「分子生物学交流会」および,全国から研究者を招いて最先端の研究成果を紹介していただく「分子生物学シンポジウム」をそれぞれ開催しています.また,「会報」を発行してシンポジウム等の行事をお知らせする他,会員の研究室の紹介,海外でのミーティングや留学体験のレポートを掲載しています.

 1996年度は例会開催が22回(主催4回,共催18回),交流会1回(1996年11月18日,日本生化学会北海道支部シンポジウムと共催),シンポジウム1回(1997年1月31日,文部省科学研究費重点領域研究・「真核細胞系における遺伝子発現とその制御ネットワーク」と共催)を開催し,会報を2回発行致しました.

 これまで,例会については文書により,また交流会とシンポジウムについては会報で会員の方々にお知らせしてきましたが,本年度からはe-mail(例会)とホームページ(交流会,シンポジウム)による連絡を併用しています.今後は会報を含めて本研究会からの連絡の“電子化”をさらに進める方向で検討しています.


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HAMBの組織

 北海道分子生物学研究会には会則により会長1名と幹事若干名,および会計監事2名の役員がおかれています.年に数回の幹事会を行って本研究会の運営方針等を審議しています.また,会長の下に事務局をおいて本研究会の実務を行っています.


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会長挨拶   北海道大学・農学部 飯塚 敏彦

 北海道分子生物研究会(HAMB)は1983年の創立で,初代会長は札幌医大の藤永先生,二代目会長は1996年から北大薬学部大塚栄子先生となり活動を続けてきました.

 私は三代目会長としての任を負うことになりましたが,事務局は同じ農学部の内藤哲先生がお引き受け下さり,庶務を一手に処理して下さることになりました.

 創立時からHAMBは,分子生物学の普及のため技術的にも講習会を主催したり,日本の一流の研究者を招いてシンポジウムを主催したりして活動を続けてきました.最近の遺伝子操作技術の普及は,学生実験で簡単に行えるレベルにまで達しましたし,生命科学への貢献も著しいものがあります.これからもこのような活動方針の下で会が運営されていくものと信じております.各機関の幹事の方々のご協力をお願い致します.

 私の教室では,本年8月23日から一週間,“第7回無脊椎動物病理学ならびに生物的防除国際会議”を主催します.遺伝子組換え作物をはじめて世界へ発表した分野ということもあり,世界の分子生物学の新しい技術発表も含めて一流の外国人研究者約200名を含む計400名あまりで熱心な討論が行われるものと期待されています.日本の研究者のレベルの高さをアッピールする場でもあり,若い方々への助けになればと思って大変な運営を引き受けました.

 北海道の分子生物学分野の方々も大変高いレベルで活躍されておられます.本研究会がこの分野の研究者へのサポーターとなるべく,舵取りが出来ればと思っております.各関係方面のご支援をお願いする次第です.


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