修士課程

医学部以外の教育を受けた方に医学教育をおこないます。


 札幌医科大学大学院医学研究科では医科学修士課程を新たに設置しました。今、医学は幅広い分野の人材を求めています。様々な経歴を持つ学生が医学に関連する保健、医療、法律や経済、さらには研究の分野で活躍することを目的として修士課程が設置されました。
 本課程ではコンパクトかつ密度の高い医学講義が60名の各分野エキスパートによって行われます。
さらに、学生は各自のテーマに沿った研究をスタッフの丁寧な助言のもとに進めます。
 修士課程修了者には医科学修士の称号が授与され、修了者には医療分野を中心とした社会で活躍する道の他に医学研究科博士課程に進学して研究者として歩む道も用意されています。

いま、医学は幅広い分野の人材を求めています。
札幌医科大学の医科学修士課程では、いろいろな分野の学生に医学教育を行っています。





 M.D.,Ph.D.コース

医学部第3学年から大学院へ入学可能

 札幌医科大学医学部医学科・大学院医学研究科MD(医師)及びPhD(博士(医学))プログラム(MD−PhDプログラム)は、大学院教育を医学部在籍時から開始するプログラムです。医学部第3学年から基礎研究に携わることができ、基礎医学研究者を目指す学生にとってたいへん有利なプログラムです。

札幌医科大学医学部医学科・大学院医学研究科MD−PhDプログラム
MD−PhDプログラムに入った場合は、以下のコース1から3のいずれかを選択できます。






 博士課程

医学研究科博士課程には2つのコースがあります。

「医科学研究コース」  先端医学研究の世界へ
医学には解決しなければならない数多くの問題が残されています。 
生命の神秘にチャレンジし、医学研究の素晴らしさを体験できる場です。

「臨床医学研究コース」  高度専門医の世界へ
高度の専門技術・知識と論理的思考能力を兼ね備えた臨床医を養成します。

 札幌医科大学大学院医学研究科では、生命倫理から再生医療まで幅広い分野にそれぞれの専門家を揃え指導にあたります。各授業科目には「医科学研究コース」もしくは「臨床医学研究コース」を設置しました。
 「医科学研究コース」では将来の研究者や教育者を養成し、医学部出身に限らず、医学研究を志す様々な学問分野の学生に対して広く門戸を開放しています。
 「臨床医学研究コース」は初期研修を終えた医師を迎え入れ地域で活躍する高度専門臨床医を養成します。
 どちらのコースでも幅広い基礎知識を涵養しながら研究をおこない、科学的・客観的・論理的考え方を身につけます。研究の素晴らしさを体験し、地域にそして世界に飛躍してください。躍動感あふれる若い力を歓迎します。

●3専攻分野(11領域)(56科目群)
専攻 領域 授業科目
地域医療人間総合医学専攻 地域医療総合医学領域 臨床疫学、環境保健予防医学、地域保健予防医学、健康行動科学
人間総合医療学領域 リハビリテーション学、法医学・アルコール医学、医療薬学、医療人間学、放射線防護学
発生分化・加齢制御医学領域 消化器分子制御医学、呼吸機能制御医学、臓器発生・再生医学、発達小児科学、循環腎機能病態学、加齢・代謝病態学
生体防御医学領域 感染防御・制御学、侵襲制御医学、分子免疫制御学、生体危機管理学
分子・器官制御医学専攻 臨床腫瘍医学領域 がん薬物療法学、応用腫瘍制御学、放射線腫瘍学・放射線医学物理学、緩和医療学、外科腫瘍学・消化器外科治療学
遺伝子医学領域 ゲノム医科学、分子医学・遺伝子治療学、分子細胞生物学
分子腫瘍医学領域 腫瘍分子医科学、腫瘍病理学、皮膚・腫瘍制御医学、腫瘍免疫学、分子血液腫瘍学
器官機能治療学領域 放射線治療診断学、呼吸循環機能治療学、整形外科学、腎・尿路・生殖器治療学、口腔機能治療学、形態・体表機能再生学、婦人生殖器・内分泌治療学、、先進外科医学
情報伝達制御医学専攻 神経科学領域 脳神経機能学、脳神経機能薬理学、神経・筋機能病態学、精神機能病態学、中枢神経機能治療学、視覚機能制御医学、耳鼻咽喉・頭頚部外科学
生体機能制御学領域 細胞機能情報学、分子医化学、細胞生化学、分子解析学、臨床病態学
生体構造情報学領域 分子病態生物学、生体情報形態学、生体機能構造学、病態分子情報学

お問い合わせ先
  札幌医科大学事務局学務課 主査(大学院)
  電話 (011)-611-2111 内線2177