札幌医科大学 外科学第1講座 First Department of Surgery
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概要

 当科の診療体制は(1)上部消化管、(2)下部消化管、(3)肝・脾・小児、(4)胆道・膵、(5)乳腺・甲状腺の5チームで構成され、専門のスタッフの下で消化器外科、乳腺甲状腺外科領域の様々な疾患の診断、治療を行っている。手術件数は年間500-600例で、標準手術のほか、患者さんの病態に応じてより根治性を目指した拡大手術、機能温存を目指した縮小手術、侵襲の少ない鏡視下手術などの手術を積極的に施行している。

 研究においては、癌、感染、免疫、移植、遺伝子、手術、加齢をキーワードとして、マクロとミクロの視点を持って(1)侵襲と生体反応としての免疫系変化、胆汁うっ滞・肝不全、(2)外科切除組織を利用した細胞移植、遺伝子診断、(3)人工臓器作成や細胞移植治療を目指した組織培養、(4)臓器移植、(5)癌の遺伝子治療・腫瘍免疫、(6)新しい手術手技の確立などに関する様々な研究を行っている。

沿革

 高山坦三初代教授は、昭和27年4月札幌医科大学教授に就任した。本学の附属がん研究所長、附属病院長、附属臨海医学研究所長等を歴任し教室の基礎の確立、地域医療への貢献、本学の研究基盤の整備に注力した。高山教授は昭和45年5月に退職し同年7月に名誉教授に就任した。

 昭和45年11月から第二代教授として早坂 滉教授が就任した。附属病院中央手術部部長、附属病院中央材料部部長等を歴任し近代外科の基礎を築いた。研究においても今日の教室の基礎を築き、多くの全国学会の会長や代表世話人を務めた。とくに、エンドトキシンに関する研究は全国的にも著明である。早坂教授は平成2年3月に退職し同年4月に名誉教授に就任した。

 平成3年2月から現在の平田公一教授が第三代教授に就任し教室を主宰している。他臓器や血管合併切除などで良好な成績をあげている一方、患者のQOL向上を目指した鏡視下手術などの低侵襲手術にも取り組んでいる。多くの学会の理事、評議員を務めており、全国をまたに駆けて活躍中である。平成12年4月に教室の伝野隆一助教授が本学保健医療学部教授に就任した。

 当教室は現在、教室員約100名、同門会員約350名の大所帯に発展しており、日々、道内外で診療あるいは研究に邁進している。


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