札幌医科大学 外科学第1講座 First Department of Surgery
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―教室が目指すもの―
 教室の多くの仲間と共有しているコンセプトの概略を以下に紹介し、ご挨拶とさせていただきます。
  1. 日本そしてわれわれの住む北海道の歴史・文化・自然を知り、その上で(国内外留学をする・しないにかかわらず)globalな見識を脳裏に収め、localに活躍・貢献したい。
  2. 外科医師個人として日頃において望まれている在り方、目前の医療体制をより良く導入することを考え、患者さんに貢献ができる人材でありたい。
    また、医療上での人間関係の構築に大切な存在でありたい。
  3. 手術手技(technology)に精通し、適応決定(decision)に至るまでの過程をより良い形(art)としたい。
  4. Borderless領域としての治療手技(内視鏡治療、IVR治療、がん薬物治療、など)や放射線治療に関する知識・診断手技に精通したい。
  5. 一定分野の外科臨床医学に関わるサイエンスにおいて、オピニオンリーダーとなれるべく自身の才能を十分に発揮したい。
 以上について、すべてを遂行することは至難なことであろうが、少なくともひとつふたつを意識下に目標として設定しておきたいものである。いずれかに秀でれるのであれば十分と思われる。究極的には2に関する内容は重要となろう。しかし、若い先生にこれらを最初から望むところではない。焦らずにしっかりと邁進していただくことを願っている。自分の到達点を山頂に例えると、一定の登山路が用意されていても、目標山頂の種類によっては所々で難所が待ち構えているはずである。それを先ずじっと仰いだ上で全体をしっかり把握し、その後しっかりと一歩一歩登り始めるべきであろう。時には足をすべらすことあろうが、仲間が声をかけ合って前進すべく共に励まし合うことができるのが教室の伝統です。そういう心の大切さの伝統を教室は持っています。地域医療に専念されている先生、一般医としてホームドクターとして専念されている先生、そして専門医(消化器外科、乳腺、小児外科、救急、がん治療など)として活躍されている先生と、皆様が幅広くそれぞれの立場で活躍をして下さっています。それぞれ胸を張ってしっかりとした意見を有しつつ、相互に相手方を大切にしてメッセージの交換が行なわれています。常に明るく、前向きに進んで下さっている仲間の多いことをご紹介させていただき、筆を終えさせていただきます。

教授 平田公一


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