第56回 北海道Signa User's Meeting報告

日  時  平成30年9月29日(土)15:00〜18:00

場  所  札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数  61名(試験配信の釧路・旭川・函館サテライト会場を含む)


プログラム


1. 教えて新島さん!「あらためて学ぼう!Spin Echo法の基礎」
                GE Healthcare MR 営業推進部
                   アプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様

2. MRI学会 in 金沢 参加レポート
                            手稲渓仁会病院 増山 研 様

3. Signa甲子園2018 北海道予選会

4. ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!
  1) 本日の何コレ?!            札幌麻生脳神経外科病院 濱口 明巧 様

5. 最新機種レポート " Signa Pioneer の使用経験 "
                            中村記念南病院 北川 剛 様

6. Signa解体新書 〜 装置トラブルとアートファクトの関係 〜
                  GE Healthcare 南北海道エリアサービス
                                   眞島 義人 様

<世話人だより>

 2018年6月30日(土),札幌医科大学臨床教育研究棟にて開催された第56回HSUMは,土曜日にも関わらず札幌
会場に43名,サテライト会場に18名の皆さまにお集まりいただき,無事開催する事ができました.本当にありがとう
ございました.
 今回は毎年恒例のSigna甲子園の北海道予選会が行なわれ,過去最高の6題のエントリーがありました.規定の4演題を上回ったので,上位2演題が10月下旬の本戦選考会に進出することとなりました!今回集まった6演題すべてが興味
深い発表で,結果は非常に僅差となりました.北海道からの2演題ともに本戦に進めることを祈念しております.
 通常のプログラムは,まず教えて新島さん!「あらためて学ぼうSpin Echo法の基礎」でした.TE,TR,縦緩和,
横緩和からk-space,SEとFSE,ETLとブラーリングの関係までをわかりやすく説明していただきました.
 次に世話人の増山さんから,金沢で開催されたMRI学会のレポートをしていただきました.目立ったトピックとしてはAI(deep learning),脳細胞間の物質輸送にかかわる脳Glymphaticシステム,EOBの販売開始から10年を記念したシンポジウムではEOB使用下でDynamic撮影をする際に息止め不良が有意に起こるため注意を要するなどの報告がありました.また特に体内金属・貼付剤の安全性に関するシンポジウムに人気があったそうです.以下の貼付剤は必ず
はがしてもらう必要がありますので注意が必要ですね.必ず外す貼付剤「ニトロダーム(狭心症治療)」,「ニュー
プロパッチ(パーキンソン病治療)」,「ノルスパンテープ(麻薬)」,「ニコチネル」はアルミが含まれます.また白い湿布も金属を含有しているものがあり,また水分も含まれるのではずすのが推奨されます.
 次に「何コレ?!」ですが,札幌麻生脳神経外科病院の濱口さんより,NECK TOF MRAにおける位置ずれについて報告していただきました.
 最新機種レポートでは,中村記念南病院 北川さんよりSigna Pioneerの使用経験をお話しいただきました.Hyper Senseで実際に短時間で検査をされている様子や,面内分解能を高くした場合,Hyper SenseのFactorを高くしても
画質の劣化が少ないなどとても参考になりました.
 最後にサービスの眞島さんから縞々のアーチファクト(コーデュロイアーチファクト)の原因は,k-space中心から少しずれたところにスパイク状のノイズが入るためとの解説がありました.発生源はコネクターの緩みや周辺機器の
ネジの緩み,ハロゲンランプが切れている,ケーブルやカバーの振動,コイル内のハードウェアの故障,静電気との
ことでユーザー側の対策で防げる部分も多いと思いました.地震によるトラブルリスクとしては,クエンチ,液体
ヘリウムの減少,振動によるユニットのずれ,基盤の故障があるそうです.液体ヘリウムは60%を切ったらrefillが推奨され,50%を切った場合には早急にrefillが必要とのことです.

                                              文責:木村 紀行


今回もサテライト会場を合わせて61名という多くの方にご参加いただきました.本当にありがとうございます!

さっぽろ北口クリニック,干川さんの司会で第56回UMがスタートしました.

最初に「教えて新島さん!」のコーナーで,GE新島さんよりSpin Echo法についての基礎的なお話をしていただきました.

続いて手稲渓仁会病院の増山さんからは,地震の影響を受けながらも無事に参加できたMRI学会のレポートをしていただきました.

本日のメインイベントであるSigna甲子園2018北海道予選会の始まり!まずは札幌医大の鈴木からルール説明を行いました.

最新機種紹介でSigna Pioneerをご紹介いただいた中村記念南病院の北川さんです.稼働開始からそれほど時間が経っていない中,多くの興味深い画像を見せていただきました.

「Signa解体新書」では,GEの眞島さんから装置の故障に起因したアーチファクトについてわかりやすく解説していただきました.

最後は表彰式!内容はご紹介を控えますが,今年も熱戦が繰り広げられました.勝ち抜いた2名には本戦での活躍をお祈り申し上げます.