第55回 北海道Signa User's Meeting報告

日  時  平成30年6月30日(土)15:00〜18:00

場  所  札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数  66名(試験配信の釧路・旭川・函館サテライト会場を含む)


プログラム


1. 行ったつもりの ITEM &ISMRM 報告
                GE Healthcare MR 営業推進部
                      モダリティスペシャリスト 梅原 一浩 様

2. TREND 最前線 " 圧縮センシングの基礎 "
                GE Healthcare MR 営業推進部
                   アプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様

3. ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!
  1) 本日の何コレ?!               札幌白石記念病院 木村 紀行 様

4. MRCP 虎の巻
  1) MRCP の基本とピットフォール
                        札幌医科大学附属病院 櫻井 佑樹 様
  2) 胆膵の解剖
                        札幌医科大学附属病院 鈴木 淳平
  3) 教えて新島さん!「FRFSE for MRCP」
                GE Healthcare MR 営業推進部
                   アプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様
  4) Imaging Option 解説 " 呼吸同期 "
                           北海道大学病院 高森 清華 様
  5) シリーズ「うちのやり方」
                           勤医協中央病院 太田 詞也 様
                            手稲渓仁会病院 増山 研 様
                       セントラルCIクリニック 植村 美穂 様

<世話人だより>

 2018年6月30日(土),札幌医科大学臨床教育研究棟にて第55回北海道SIGNA User's Meetingが行われました.
 プログラム1ではGE Healthcare MR営業推進部 モダリティスペシャリスト梅原 一浩さんから,「ITEM & ISMRM」の報告をしていただきました.GEではAIRテクノロジーを誇っています.次世代のRFコイルテクノロジー「AIR Technology」の毛布のようなコイルを簡単に患者にかけられて,体幹部にも四肢にも使える画期的なコイルを
説明していただきました.従来のフェイズドアレイコイルとはコイルやプリアンプの素材や配列デザインが根本的に
変わっていて,深部方向の感度の向上,高いコイルチャンネル数による高画質,低いg factorによるスキャン高速化が可能になるそうです.また,ESP(Extreme Slew-rate Performance)というコンパクトで高性能な3.0Tの発表が
されたそうです.Slew-rateがとても高い機種で最大傾斜磁場80mT/m,Slew-rate700T/m/s.ボア直径が30数cmと小さいので頭部や四肢のみ可能.FOVは26cmが最大とのこと.重量は2.5トン(普通は5トンくらい)でコンパクト.クエンチ管がいらないそうです.
 プログラム2では,GE Healthcare MR営業推進部 アプリケーションスペシャリスト新島隆司さんから,「圧縮センシングの基礎」をお話ししていただきました.MRIの高速化技術としてまず挙げられるのはパラレルイメージングに
よる高速化ですが,近年では圧縮センシング(compressed sensing:CS)技術,マルチバンド技術,局所撮像技術などの新たな高速化アプローチが開発されています.圧縮センシングは,JPEGのような「必要ない情報を間引く」画像圧縮の原理を応用した技術です.ランダムにアンダーサンプリングされたデータから,残りのデータを推測して画像再構成を行うことで,撮像時間を大幅に短縮することが可能となりました.圧縮センシングは原理的にSNRの低下がないと
いう点が従来のパラレルイメージングと大きく異なるということです.
 プログラム3ではシリーズ「何コレ?!」のコーナーで,札幌白石記念病院の木村 紀行さんから,MIP画像を用いた撮像断面設定についての注意点などを紹介していただきました.私も過去に同じ失敗をしたことがあり,参考になった「何コレ?!」だったと思います.
 プログラム4ではMRCPをテーマに,1) MRCPの基本とピットフォール,2) 胆膵の解剖,3) FRFSEについて,
4) Imaging Option解説「呼吸同期」,5)「うちのやり方」を3施設から紹介と,5項目に分けて基礎から臨床まで
たっぷり勉強しました.実際に自施設でMRCP検査をする際には,すべて必要な知識だと思います.大変参考になったのではないでしょうか.

                                              文責:小松 伸好


他の研究会も重なっている中,今回もサテライト会場を合わせて66名という多くの方にご参加いただきました.本当にありがとうございます!

勤医協中央病院,小松さんの司会で第55回UMがスタートしました.

まずはじめにGE梅原さんよりITEM&ISMRM報告をしていただきました.釧路サテライト会場からのご発表だったのでタイトルスライドのみ掲載します ^^;

続いてGE新島さんより,今が旬の圧縮センシングを解説していただきました.

本日の何コレ?!では白石記念病院の木村さんに,MRAの断面設定をMIP画像で行う際の注意点についてご発表いただきました.

今回のUMではMRCPをテーマに,様々な企画を立てて理解を深めました.最初に札幌医大の櫻井さんからMRCPの基本とピットフォールを解説していただきました.

札幌医大の鈴木からは胆膵の解剖と疾患について解説しました.

再び新島さんにご登板いただき,MRCPで用いるFRFSEシーケンスについて教えていただきました.

北大病院の高森さんにはMRCPで用いるImaging Optionとして呼吸同期を解説していただきました.

恒例の「うちのやり方」.トップバッターの勤医協中央病院の太田さんです.

続いて手稲渓仁会病院の増山さんからも「うちのやり方」をご報告いただきました.

トリはセントラルCIクリニックの植村さんに務めていただきました.ご発表ありがとうございます!