第49回 北海道Signa User's Meeting報告

日  時  2016年12月10日(土)15:00〜18:00

場  所  札幌医科大学 臨床教育研究棟2F 臨床第一講義室

参加人数  53名+釧路サテライト会場18名(試験配信)


プログラム


1. 名内なう!「行ったつもりのRSNA2016報告」
          GE Healthcare MR Sales & Marketeing部
            フィールドマーケティンググループ北海道担当 名内 存人 様

2. ちょっと見て!ちょっと聞いて!何コレ?!
  1) 本日の何コレ?!           札幌麻生脳神経外科病院 濱口 明巧 様

3. TREND最前線“DWIBSはじめの一歩”
  1) 教えて新島さん!「DWIBSの基礎」
                GE Healthcare MR 営業推進部
                  アプリケーションスペシャリスト 新島 隆司 様
  2) DWIBSはじめました
                      勤医協中央病院 太田 詞也 様

4. 脳転移をさがせ!
  1) ワンポイントレッスン
                       札幌医科大学附属病院 櫻井 佑樹 様
  2) うちのやり方 for 脳転移
                          手稲渓仁会病院  増山 研 様
                           市立旭川病院 菅野 聡美 様
                           白石記念病院 木村 紀行 様
                          北海道大学病院 平野 裕也 様

<世話人だより>

 本日の第49回UMはJRも止まってしまうような29年ぶりとなる大雪というあいにくの天気でしたが,会場には53名の方にお集まりいただきました.参加された皆様が無事に会場入りされて,安心しております.またサテライト放送としまして,道東釧路への試験配信も行われました.こちらには18名の参加となり合わせて70名を超える人数となりました.
 今回から市立旭川病院の菅野さんが新しく世話人に加わり,当会代表の鈴木からの紹介の後,菅野さんから挨拶をしていただきました.今後とも,よろしくお願いします!
 プログラムの初めは,GE Healthcare MR sales & Marketing部の名内さんからRSNA2016の報告をしていただきました.Signa Works,MAGiC,Silent Scanが目玉となっているようですが,名内さんからは特に「Signa Works」についての説明がありました.Signa Worksではさらに「Hyper Sense」「Hyper Cube」「Hyper Band」に分かれていて,それぞれCompressed Sensing(CS),局所励起可能なCube,多段面同時励起を意味します.まだ薬事未承認ではありますが「Signa Premier」という最新機種の紹介もありました.個人的に感動したのが,そこで使用されていたCoilです.Air Coilというらしく毛布のようなCoilで患者に密着することができ,かなりの軽量化が可能となったようです.早く現場に降りてくるといいですね.
 定例の「何コレ」では,麻生脳外の濱口さんから1例,頸部MRAの症例がありました.同一スラブ内の右内頸,椎骨動脈は正常に撮れているのになぜか左の内頚動脈だけが二重になってブレているというものでした.体が動いたのであれば,そのスラブ内のすべての部位がブレたり,Motion Artifactとなるはずなのに,なぜか左の内頸のみ!?生理的な拍動などが原因なのだろうか?との考察が出ましたが,まさに「何コレ?!」でしたね.
 DWIBSのコーナーでは GE Healthcare MR 営業推進部の新島さんと私,勤医協中央 太田からの報告でした.新島さんからは,DWIBSに絡めてDWIの脂肪抑制法の種類,使い方,考え方などを中心にお話ししていただきました.また私からは,実際に2008年からDWIBSを運用してきて今年からCoil Sliding法を取り入れた経緯,症例などを報告させていただきました.ここ最近ですが関東を中心にDWIBSが盛り上がってきているのでタイムリーなネタだと思っていますが,皆様の施設でもDWIBSを取り入れるきっかけになっていただければ幸いです.
 最後の演題では,脳転移の特集を行いました.まず札幌医大の櫻井さんから脳転移の基礎的な話,造影MRI撮像での注意点,加えて札幌医大でのやり方をお話ししていただきました.その後,うちのやり方と題して手稲渓仁会病院,市立旭川病院,白石記念病院,北海道大学病院でのそれぞれのやり方を報告していただきました.各施設での考え方の違いで,それぞれ特徴のある撮像になっているなと勉強になりました.
 ここで紹介しきれないような詳しい話やスライドは,ぜひ会場に足を運んでもらえれば嬉しいです.個人的には私のDWIBSの報告も,あの時間では報告しきれない事も多々ありましたので申し訳ない気持ちもありました.ぜひ会の終了後に懇親会もありますし,連絡をいただければ世話人一同皆様に情報提供できると思いますので,今後とも当会をよろしくお願いします.
 次回は3月,記念すべき第50回のSigna User's Meetingです!ぜひご期待ください.何かが起こる・・・(かも)

                                              文責:太田 詞也


数十年振りという大雪の中で開催が危ぶまれましたが,札幌市内を中心に53名という多くの方にお越しいただき,第49回HSUMを無事に開催することができました.参加者の皆さまには本当に感謝申し上げます.

最初に新世話人となっていただいた市立旭川病院の菅野さんにご挨拶いただきました.今後ともよろしくお願いします!

禎心会病院の干川さんの司会でUMスタートです.

GE名内さんからは「行ったつもりの」RSNA報告をしていただきました.Signa甲子園を翌週に控え,日本で一番早い情報解禁だったと思います.

恒例の「何コレ?!」では札幌麻生脳神経外科病院の濱口さんから頚部MRAについて症例提示をいただきました.

今回のUMでは最近話題のDWIBSを取り上げました.まずはGEの新島さんより拡散強調画像の脂肪抑制法につて解説をいただきました.

北海道におけるGE DWIBSのパイオニア的存在である勤医協中央病院で実際にどう運用してるか?などを太田さんからご発表いただきました.

最後の「うちのやり方」では脳転移をテーマに各施設の撮り方を紹介しました.まずは札幌医大の櫻井さんから脳転移の基礎知識についてワンポイントレッスンをしていただきました.札幌医大では3D-SPGRで脳転移検索を行っています.

市立旭川病院では3D-Cubeで脳転移検索の撮像を行っているとのことでした.(発表者:菅野さん)

手稲渓仁会病院では2D-SPGRで脳転移検索を行い,所見があった際は3D-SPGRの追加撮像を行っているとのことでした.(発表者:増山さん)

白石記念病院では3D-SPGRで脳転移検索を行っていましたが,3D-Cubeへの変更を検討しているということで詳細な実験結果についてもご報告いただきました.(発表者:木村さん)

北大病院は新人の平野さんから報告をいただきました.北大病院では3D撮像と検出能に差がないという理由により2D-SEで脳転移検索を行っているとのことでした.