平成9年度事業計画案

総  括

会長  柴田 崇行


 平成9年度の事業計画案を述べさせて戴きます。
本年も昨年に引き続き中央との学術交流、他部会との交流を柱として北海道部会のより一層の発展向上のために役員一同目的を一つにして事業推進に邁進して参る所存です。

 特に本年は平成10年に北海道で開催されます日本放射線技術学会第26回秋季学術大会の開催準備に向けて大きなエネルギーを注ぐ年になります。また、学会組織も代議員制から評議員制に変わり、また部会統一規約の最終案も出来上がり、学会組織として大きな変革の時期を迎えております。
 北海道部会としては、この変革に万全に対処すべく、本年は北海道部会規約、規定改正準備委員会を設置し検討を重ねて参ります。

 年度事業としては、まず大会開催関係では平成9年4月26日・27日の両日に亘り第53回北海道部会総会並びに第13回春季シンポジウムを北海道大学学術交流会館において開催致します。
シンポジウムはこれから益々進むデジタル化に伴う放射線情報管理をテーマとして取り上げ「放射線情報管理 今なぜデジタル化か? そのメリットは、問題点は」と題し5名の演者、2名の座長で開催致します。
また、ICカードシステム検討班による特別セミナーの開催を計画しております。
専門委員会セミナーは今回は撮影・CT・MR・シネ撮影の4セミナーを開催します。
 次に、第53回秋季大会は札幌医科大学講堂において開催致します。
昨年は口述時間10分、討論3分と余裕を持ったプログラムを試みましたが、本年は昨年の演者、座長、会員の皆様から広く感想、意見を拝聴し、本年も更に実のある大会開催に向けて努力して参ります。

 また、中央との学術交流の一端として、放射線撮影分科会乳房撮影ガイドライン普及班主催による研修会を札幌で開催を予定しております。実習機器、班編成等の関係から参加人員の制限はありますが、興味のある会員は是非ご参加されますようお勧めします。
 第35回東北部会大会が平成9年6月21日22日岩手県盛岡市つなぎ温泉で開催されます。北海道部会より多くの演題を出し多くの北海道部会会員が参加されますようお願いいたします。

 出版関係では「北海道放射線技術雑誌Vol.57」を7月に発行致します。編集部の多大な熱意と努力により、年々質の高い学会誌に成ってきていることは大変喜ばしい限りです。
北海道放射線技術雑誌は全国的にも高い評価を戴いております。また、北海道部会会報は例年通り7月と3月の2回に発行いたします。専門部よりの小冊子は本年はCT専門委員会より発行を予定しております。
隔年で発行しております北海道部会会員名簿は本年が発行年になっております。この数年新入会員が大変多くなっております。また勤務施設移動会員を含めて本年は会員名簿を発行します。

 次に,本年も「北海道放射線技術研究助成金」の支給対象研究を公募致します。熱意ある研究者,研究テーマであれば個人、グループや施設の規模などは問いませんので奮って応募されることを期待しています。
また,日本放射線技術学会誌に論文投稿を支援する論文投稿推進班の第2回ミーティングを開催する予定です。

 最後になりましたが本年は例年の事業にまして全国第26回秋季大会開催準備,北海道部会規約規定改正準備委員会そして中央及び各部会との積極的交流等忙しい年になろうかと思いますが、会員の皆様におかれましては絶大なるご指導,ご協力,ご支援をお願いを致しまして事業計画と致します。宜しくご審議の程お願い申し上げます。


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(社)日本放射線技術学会 北海道部会center>