放射線技師のための英会話
Part-1 胸部撮影編

会話例

Mr. (Mrs.) (Patient's name). ○○○さんこんにちは。
Hello, my name is (Your last name). わたしの名前は×××です。
I'm going to take your chest X-ray.
Do you have the slip that the doctor gave you?
これから胸部写真をとりますが、先生からの処方箋はありますか。
Follow me. こちらにどうぞ。
(Female)
Take your cloth from the waist up off, and put on this gown.
Is any chance of pregnancy?
(患者さんが女性の場合)
上半身裸になり、このガウンを着てください。
妊娠はしていませんね。
(Male)
You need to take your shirt off and any chains or necklaces that you have on.
(患者さんが男性の場合)
シャツを脱いで下さい、それからお守りやネックレスも。
Step over here. こちらに来てください。
Put your chest against the board.
Put your hands on your hips.
胸を板に押し当てて、両手を腰に添えます。
I'm going to push your elbows forward. 両肘を前に押しますよ。
Take in a deep breath and hold your breath. 大きく息を吸って止めて下さい。
Relax. リラックスして下さい。
Turn toward me. 私の方に向いて下さい。
Bring both arms over your head and grab a hold of your elbows. 両腕をあげ頭の上で肘を抱えるようにします。
Take in a deep breath and hold it. 大きく息をすって止めます。
Relax. リラックスして。
Have a seat. お座り下さい。
You are all set. 全て終了です。
You may go. お帰り頂いて結構です。

解説

 子供の場合 Mr.Mrs.などはつけません。フルネ−ムで呼びます。
その後で Can I call you Tony?Tony Anthony のニックネ−ム)などと言い、親近感を持たせるようにしています。
大人でもMr.Mrs.は省略することが多く、称号なしで呼んだ後撮影時の会話 にMr.Mrs.を入れる方が普通かもしれません。年齢、外来、 入院等雰囲気で使い分けています。

 日本では技師が自己紹介することはあまりポピュラ−ではありませんが、アメリカ では職員である表示を厳しく義務付けられていますので(100%とはいえません が)患者さんを呼ぶ時は、自己紹介するように指導されています。 名前やtitleをいうのがofficialというわけです。
My name is Ryoko, X-ray tech., and this is my student(assistant) Sue.等と言っています。
その他写真入りの名札、titleの入ったバッチ、フィルムバッチなどで患 者さんからは、誰かがすぐにわかるようになっています。


Dr's slipとは処方箋のことをいいます。Dr.が手書きで患者 さんに渡すものです。各病院でシステムの違いはあると思われますが、アメリカで はFamily Dr.制がしっかりしていて家庭医または家庭医から紹介 された専門医から処方箋をもらい、 検査のために大きな総合病院に行きます。
それに基づき照射録が入力されプリントされますが、 あくまでも処方箋に忠実にすることが前提で、両方とも写真と一緒に 放射線科医に渡されます。

最後に「お大事に・・」と一言付け足すならば、どう言ったらいいでしょうか?
そんなときの例をいくつかあげましょう。

簡単に Take care.
明らかな症状や診断のある人に対しては I hope you feel better soon.
術前胸部撮影などでは Good luck. 等と言っています。
実際の会話はTPOによってだいぶ違ってくるでしょう。



    

Copyright (C) 1995-1997, All rights reserved.
(社)日本放射線技術学会 北海道部会