先輩医師の声|札幌医科大学医学部 放射線診断学。北海道札幌市で放射線診断のエキスパートを育成。

学生・研修医の方へ


「どうして診断科に入ったの?」

 私が医学部を卒業した2000年は、現在の臨床研修制度はなく、大学を卒業すると同時に大学の医局に入局するのが当たり前の時代でした。早い人では6年生の夏頃に入局先を決めていましたが、私は卒業間近の1月になっても、まだ自分の気持ちが固まっていませんでした。
 メジャー内科は無難に感じましたが、将来は専門領域を持つことになり、入局の時点で自分の将来が見えないという事がどうしても引っかかっていました。マイナー科であれば、自分の専門領域が入局の時点ではっきりしますが、マイナー科を選択すると、今度は専門領域以外の事が分からなくなってしまうのではないかと危惧しました。
 そう考えている時に行き着いたのが放射線科でした。「画像診断という明確な専門領域があり、なおかつ全身の疾患の知識も深めていける」と考えたのです。正しい画像診断を行うためには、画像の知識だけではなく、好発年齢や男女差、自覚症状など、疾患そのものの知識が不可欠です。幅広く、常に最新の知識が求められますので、卒後15年が経った今も日々勉強しています。臨床医の先生、そして何より患者さんにとって少しでも良い検査報告書が作成できるように頑張っています。

放射線診断科・助教 磯田


 私が診断科に入局を決めたのは、初期研修2年目の11月のことでした。内科や精神科などにも興味があり、複数の科を研修しながら迷いに迷っていました。放射線診断科で研修を始めたとき、画像診断という分野の面白さに惹かれ、(内容が難しく、奥が深いですが…)また、女性の先生方が家事・育児と両立しながらきらきらと輝いて仕事をしていらっしゃる様子に憧れました。
 今まで苦労して勉強をしてつかんだ仕事ですから、将来結婚して、子供を産んでも、自分の状況に合わせて、ずっと働きたいという夢があります。
 「診断医として知識、技術を習得し、経験を積んでいけば、どんなライフステージにおいても活躍できる科だ!」と感じ、入局を決めました。
 仕事をしていくのは大きな責任を伴いますし、仕事と家庭の両立は、本当に大変なことだと思います。
これからどんな状況にあっても、画像診断を地道に勉強して、こつこつとキャリアを積み重ね、いつか信頼される診断医になりたいです。

放射線診断科 小山


女性の働きやすさ

~ライフワークバランス~

やりがいや充実感をもって働き続けながら
プライベートの充実や家庭生活など多様な生き方が選択できます。
勤務は平日9時から17時半で、土日祝日はオフ。

~キャリア~

診断科なら、性別に関係なく高い能力を身につけられ、専門医資格も獲得できます。
全国的に診断科で活躍する女性が多いのも、読影の魅力に加えて、働きやすい環境があるからこそ。
生涯の仕事として続けられます。


~子育て~

診断科は子育てを応援しています。
産休、育休、短時間勤務などはもちろん、保育園や学校行事、
子どもが病気の時の急な欠勤時もサポートします。
病棟勤務や主治医制が無いので、無理なく子育てが出来ます。
子育て中の女性医師も活躍しています。


診断医の役割と将来性

~診断医の仕事~

私たち診断医はCT・MRI・シンチグラフィ・PETなどの医療画像を読影し、画像診断レポートを作成することが仕事です。大量の画像や、多種類の撮影方法は、読影するのが難しく、私たち画像専門家の画像評価によって医療の質が向上します。
それだけでなく、最善な検査となるよう、適切な撮影条件を選択・指示することも大事な役割です。日々進歩する検査機器の性能を十分に発揮するには、診断医の専門的知識が必要です。
臨床医が専門領域に細分化される傾向にある中、領域の垣根を越えて総合的に全身の画像評価を行える私たちの存在が今後ますます重要になります。

~遠隔画像診断~

IT技術の進歩により、遠隔画像診断ができるようになりました。画像を配信することで、診断医のいない病院でも、診断医による画像診断を受け取ることが可能になります。また、遠隔画像診断は診断医の働き方も変えました。専用のサーバーを設置すれば、複数の病院に赴かずに画像診断が行えます。診断医の中には、自宅で遠隔読影を行う人もいます。特に女性にとっては、仕事と家庭を両立していくためにも、遠隔画像診断は大きなツールになります。