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募集要項

プログラムの名称

令和6年度 札幌医科大学附属病院理学療法士・作業療法士研修プログラム

各プログラムの対象者と募集定員

プログラム 対象 募集定員
総合研修プログラム 理学療法士、作業療法士 5名程度
専門研修プログラム 運動器障害系コース 理学療法士、作業療法士
内部障害系コース 理学療法士
小児・神経障害系コース 理学療法士、作業療法士
高次脳機能障害系コース 作業療法士

研修期間

令和6年4月1日から原則1年間

応募資格

(1)理学療法士免許または作業療法士免許を持つ者
(2)第59回理学療法士国家試験または第59回作業療法士国家試験の受験予定者

募集期間

令和5年9月1日(金)〜10月14日(土)まで ※必着

応募方法

事前連絡を取ったうえで、下記応募書類をご提出ください。

(1)事前連絡

 志願者は事前にプログラムコーディネーターに連絡し、希望する研修の実現が可能かどうか確認してください。

研修プログラム・コーディネーター 連絡先 電話内線
総合研修プログラム 柿澤雅史 メールアドレス 36870
専門研修
プログラム
運動器障害系コース 河合誠 メールアドレス 36910
内部障害系コース 片野唆敏 メールアドレス 36910
小児・神経障害系コース 小塚直樹 メールアドレス 28780
高次脳機能障害系コース 太田久晶 メールアドレス 28450
その他連絡先 メールアドレス 36910

代表電話番号 011-611-2111

(2)提出書類

@ 札幌医科大学附属病院研修理学療法士・作業療法士 願書(様式指定)

A 卒業(見込)証明書

B 国家資格免許証の写し

C 履歴書(様式自由)

D 研修承諾書(社会人として在職のまま研修療法士となる場合)(様式指定)

E 推薦書(様式指定)(*総合研修プログラムに応募する新卒者のみ)

【指定様式のダウンロード(PDFファイル)】

(3)提出先

〒060-8543
 札幌市中央区南1条西16丁目 札幌医科大学附属病院 リハビリテーション部
 ※ 郵送の場合は、封筒の表面に「研修療法士願書在中」と記入してください。
 持参の場合 受付時間:9時〜17時(ただし、土曜日、日曜日及び祝祭日は受け付けません。)
 郵送の場合 募集期間内に必着とします。

選考方法

  面接試験を実施の上、合格者を決定します。

(1)面接試験実施日 令和5年11月6日(月)

(2)試験会場 札幌市中央区南1条西17丁目 札幌医科大学附属病院
        (具体的な時間と場所はメールにて個別に連絡します)
※状況等によりWEB面接となる場合もございます。

結果通知

令和5年11月中旬までに、順次郵送にて結果を通知します。

処遇

当プログラムの研修期間の処遇については次のとおりです。

区分 処遇内容
常勤・非常勤の別 非常勤(日々雇用職員)
給与
  • 給料:8,487円/日(業務経験年数6年未満の場合)
    10,598円/日(業務経験年数6年以上の場合)
  • 通勤手当:有
勤務時間
  • 月〜金曜日 8:45〜17:30
休暇 (1)年次有給休暇
全労働日の8割以上勤務した場合に付与する。
  • 2か月間継続勤務3日、6か月間継続勤務7日(通算10日)
(2)夏季・冬季休暇/年末年始/その他休暇:有
社会保険・労働保険の扱い
  • 公的医療保険:健康保険
  • 公的年金保険:厚生年金
  • 労働者災害補償保険法の適用:有
  • 雇用保険:有
理学療法士・作業療法士賠償責任保険 病院において加入しない
個人加入:任意
外部研修活動 学会、研究会等への参加:可
学会、研究会等への参加費用支給:一部有り

募集案内

募集案内をダウンロードできます。

令和5年度 札幌医科大学附属病院研修理学療法士・作業療法士研修プログラム 募集案内

研修プログラム

目標

 昨今の高度化するリハビリテーション医療では、急性期から慢性期にわたる様々な病態に対応する高度な専門的理学療法・作業療法が期待されています。本研修プログラムでは、医師と強い連携が確保された専門化した理学療法や作業療法を推進していくための基礎的・専門的知識と技術、および医療人としての態度などの臨床能力の向上を目的としています。

特徴

 札幌医科大学附属病院リハビリテーション部において、実際に勤務しながら研修を受けることから実践的な内容を学ぶことができます。とくに、大学附属病院という先端的医療を担う当院の関係診療科との連携を深めながら研修を実施することにより、専門的な知識を取得することができます。
 また、研修療法士の多様な臨床経験や希望する研修内容に配慮し、研修目的に応じた研修コーディネーターを配置した個別プログラムとなっています。

研修プログラム

1 総合研修プログラム

プログラム
コーディネーター
柿澤 雅史
(リハビリテーション部 副部長)
対象 理学療法士・作業療法士
プログラム概要  理学療法または作業療法全般に関する幅広い知識や技術に限らず、各種疾患別リハビリテーションに対応する基本的な能力を養うことを目指します。
 研修の初期段階では、基礎的な病態の理解を深め、病態像の把握につながる各種評価方法と検査結果の解釈について学びます。研修の後半では、適切な治療介入を選択する能力を養います。
 さらにADL場面で認められる障害に対する評価、看護師からの情報提供をもとに、病棟生活における問題点を整理し、評価結果との整合性を追究します。
 また、当院において取り組んでいる神経再生医療に伴うリハビリテーション場面を見学する機会を設けています。
 このプログラムは、新卒者、および先端的理学療法や作業療法の学び直しを希望される方を対象としており、総合的な研修を実施します。
研修期間 原則1年。
研修内容によって半年以上2年までの研修期間とすることができます。

2 専門研修プログラム

専門性に応じた4つのコースがあります。この専門研修プログラムは、研修内容に応じ関係診療科と連携した研修をすすめることができます。各コースに関係診療科との連携と専門性を備えた研修コーディネーターを配置しています。

(1)運動器障害系コース

コーディネーター 河合 誠
(リハビリテーション部 理学療法士)
対象 理学療法士・作業療法士
コース概要  運動器障害の病態、評価、治療に対する専門的な知識を取得し、運動器障害理学療法・作業療法全般に関する幅広い知識や技術を活用し、運動器障害に対する治療チームにおいて自律して活躍できる専門療法士となることを目指します。希望によりスポーツ外傷・障害に対する理学療法を中心とした研修に参加することができます。
 研修の初期段階では、基礎的な運動器障害で認められる病態の理解を深め、病態像の把握につながる各種評価方法と検査結果の解釈について学びます。研修の後半では、適切な治療介入を選択する能力を養います。
 さらにADL場面で認められる運動器障害に対する評価、看護師からの情報提供をもとに、病棟生活における問題点を整理し、評価結果との整合性を追究します。
研修期間 原則1年。
研修内容によって半年以上3年までの研修期間とすることができます。

(2)内部障害系コース

コーディネーター 片野 唆敏
(リハビリテーション部 理学療法士)

橋本 暁佳
(循環器・腎臓・代謝内分泌内科/医学部病院管理学 准教授)

対象 理学療法士
コース概要  内部障害理学療法学全般に関する幅広い知識や技術だけではなく、呼吸理学療法や循環器理学療法に関する専門的な能力の取得を目指します。
 研修の初期段階では、基礎的な呼吸循環機能障害で認められる症状に対する理解を深め、また、病態像の把握につながる各種評価方法と検査結果の解釈について学びます。
 研修の後半では、得られた結果からどのような治療介入が適切であるのかを学びます。呼吸循環機能障害のみならず、必要に応じて身体機能障害も含めた治療介入方法を選択し、治療経過に合わせて治療介入効果の妥当性について検討します。さらにADL場面で認められる呼吸循環機能障害に対する評価、看護師からの情報提供をもとに、病棟生活における問題点を整理し、評価結果との整合性を追究します。
研修期間 原則1年。
研修内容によって半年以上3年までの研修期間とすることができます。

(3)小児・神経障害系コース

コーディネーター 小塚 直樹
(リハビリテーション部/保健医療学部理学療法学第一講座 教授)
対象 理学療法士・作業療法士
コース概要  小児発達障害および神経系理学療法学・作業療法学全般に関する幅広い知識や技術に加え、神経障害の病態に対する専門的な理学療法および作業療法を学びます。
 研修の初期段階では、基礎的な小児発達障害(早産低出生体重児,ハイリスク新生児から引き続く障害)、神経筋疾患を含む神経障害で認められる病態の理解を深め、病態像の把握につながる各種評価方法と検査結果の解釈について学びます。研修の後半では、適切な治療介入を選択する能力を養います。
 家族を中心としたアプローチの方法、成人の場合は社会復帰を目標としたアプローチの方法についての多くの情報を整理し、病棟生活における問題点を整理し、評価結果との整合性を追究します。
研修期間 原則1年。
研修内容によって半年以上3年までの研修期間とすることができます。

(4)高次脳機能障害系コース

コーディネーター 太田 久晶
(リハビリテーション部/保健医療学部作業療法学第一講座 教授)
対象 作業療法士
コース概要  高次脳機能障害に対する検査バッテリーから得られる結果および、行動観察から得られる結果をもとに、症状特性についての解釈を行い、作業療法場面での治療介入につなげる過程を学びます。
 研修の初期段階では、基礎的な高次脳機能障害で認められる症状に対する理解を深め、責任病巣について学びます。また、検査バッテリーの実施方法と検査結果の解釈についても学びます。さらにADL場面で認められる高次脳機能障害に対する観察評価、看護師からの情報提供をもとに、病棟生活における問題点を整理し、検査との整合性を追究します。
 得られた結果からどのような治療介入が適切であるのか、高次脳機能障害のみならず、必要に応じて身体機能障害も含めた治療介入方法の選択を検討します。治療経過に合わせて治療介入効果の妥当性についても検討します。
研修期間 原則1年。
研修内容によって半年以上3年までの研修期間とすることができます。