札幌医科大学 地域拠点と連携によるICT連動型臨床実習

　今回で第4回目となる公開セミナーを開催しました。当日は、教職員、学生、実習協力病院関係者を含め、約100名のご参加をいただきました。

本事業は、平成25年度から、地域基幹病院を中心に地域医療を支える医療・保健・福祉・行政のシステム等を学ぶ「地域包括型診療参加臨床実習」を実施しており、今年度が事業最終年度となります。今回の公開セミナーでは、本事業で得られた成果を、学内のクリニカル・クラークシップ（真の診療参加型臨床実習）へ生かしていく方法に主眼を置き、プログラムが企画されました。

  初めに、高橋弘毅教授（札幌医科大学診療参加臨床実習企画・運営委員長）から本事業の概要説明を行い、続く基調講演では、伊東竜哉助教（臨床研修センター）がDVD映像を用いて、診療参加型臨床実習の具体的指導方法を講演しました。

実習協力病院のコーディネーターをパネリストとしてお招きしたディスカッションでは、「屋根瓦式の指導体制」、「学生に与えた役割」、「学生へのフィードバック」をキーワードに、実習を通して感じた効果や、学内での有効な取り入れ方などについて、ディスカッションが行われました。会場からも意見が出るなど、活発なセミナーとなりました。

今回のセミナー内容はDVDに収録しており、随時貸し出しを行います。今回参加いただけなかった教職員の皆様や、「気になった箇所をもう一度見たい」という方は、ご連絡ください（連絡先：学務課医学部教務係（内線2185））。