新任教授ご挨拶

皮膚科学講座 宇原 久

 

 2017年2月1日付で札幌医科大学医学部皮膚科学講座教授に就任いたしました。私にとって第2の故郷で勤務できることは望外の喜びであります。札幌医科大学の発展のために全力を尽くす所存でおりますので、同窓会の皆様、よろしくお願いいたします。

 私は長野県須坂市で育ちました。札幌オリンピックの映像を見て北海道にあこがれ、幸せなことに当地で学生時代を送ることができました。研修後は、皮膚腫瘍、画像診断、薬疹、発汗異常、皮膚病理、医学教育、総合診療としての皮膚科診断学、皮膚疾患に関する一般の方向けの啓発活動、などに興味を持ってきました。

 また、1990年代から進行皮膚がんの薬物療法、免疫療法の開発に関わってきました。有効な治療法が開発できない暗黒の時代が長く続きましたが、あきらめかけた2010年頃に免疫チェックポイント阻害薬などの新薬の時代がやってきました。この数年間は、これらの治験に調整医師などとして関わり、抗PD-1抗体薬ニボルマブの世界初の国内承認を含め、これまでに6つの新薬を世に出すことができました。現在は腫瘍溶解ウイルスや免疫抑制に関わるIDO-1阻害薬などの治験に関わっており、本学でも患者リクルートを開始する予定でおります。

 講座を主宰させて頂くにあたり、最も重要と考えていることは後進の育成です。学びやすく研究しやすい環境の整備や活力を生み出す雰囲気作りにつとめていきたいと考えております。ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


略 歴

氏  名: 宇原 久(ウハラ ヒサシ) 昭和35年生まれ
所  属: 皮膚科学講座
学  歴: 昭和54年 3月 長野県立須坂高等学校卒
昭和61年 3月 北海道大学医学部医学科卒
平成6年 9月 信州大学 医学博士 学位取得
職  歴: 昭和61年 6月 信州大学医学部附属病院 医員(研修医)(皮膚科)
昭和62年10月 信州大学医学部附属病院助手(皮膚科)
昭和63年 9月 国立がんセンター研究所病理部及び附属病院皮膚科任意研修医
平成2年 2月 諏訪赤十字病院皮膚科
平成3年 2月 信州大学医学部附属病院 助手(皮膚科)
平成 7年11月 信州大学医学部附属病院 講師(皮膚科)
        病棟医長(平成23年3月まで)
平成23年 1月 信州大学医学部 准教授(皮膚科)
平成29年 2月 現職