新任教授ご挨拶

フロンティア医学研究所医生物学部門 教授 一宮慎吾(札幌医大37期)

 2013年5月1日付けで札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所医生物学部門教授を拝命致しました一宮慎吾(いちみやしんご)と申します。医生物学部門はヒトの免疫システムを研究するための部門として新たに設けられ、大学院医学研究科では免疫制御医学を担当します。札幌医科大学のさらなる発展に向けて尽力致します所存ですので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 私は平成2年に札幌医科大学を卒業し、これまでに免疫病理の研究を行ってきました。 医生物学部門では様々な疾患の病態背景と免疫異常との関連、そして臨床応用を目指した研究を行います。正常リンパ球の分化発達とその機能発現の総合的理解が免疫病態解明の糸口になるとの思いから、ヒトリンパ球の発生や生理機能に着目し疾患病態を調べています。ヒューマンマテリアルを用いる研究は研究成果を直接に臨床的に還元できる可能性を秘めており、その実現に向けて臨床各科あるいは関連病院と連携した札幌医科大学ならではのユニークな研究を指向しています。我々の研究成果が免疫アレルギー疾患を含めた難治性疾患群の病態病理の解明や臨床応用に結びつけば、大変にすばらしいです。若い方々の参加を心待ちにしております。

 また待望の新キャンパス構想では、医学生の講義室や実習研修室がある教育研究施設棟にフロンティア医学研究所が移設されます。最新の研究を通じて学部教育ならびに大学院教育が有機的に連関し、さらに未来志向で展開されるよう心がけて参ります。リサーチマインドを持って医学を推進できるような人材が、これからも札幌医科大学から数多く輩出されることを願ってやみません。

 医生物学部門は新設部門ですので全くのゼロからのスタートでありますが、幸いなことにフロンティア医学研究所ならびに医学研究科をはじめとするたくさんの先生方のご支援によりまして研究の体制が整いつつあります。この場をお借りしまして、衷心より感謝申し上げます。今後ともかわらぬご高配賜りますよう、重ねまして何卒宜しくお願い致します。

 なお、本年8月1日より当部門名称を医生物学部門から免疫制御医学部門へ変更する予定です。


略 歴

氏  名: 一宮 慎吾 (いちみや しんご) 48歳
所  属: 札幌医科大学医学部フロンティア医学研究所医生物学部門
学  歴: 昭和58年(1983) 3月 札幌北高等学校 卒業
平成 2年(1990) 3月 札幌医科大学医学部 卒業(医大37期)
平成 6年(1994) 3月 札幌医科大学大学院医学研究科 修了
                           (医学博士)
職  歴: 平成 2年(1990) 4月 札幌医科大学病理学第一講座
平成 6年(1994) 4月 米国ペンシルバニア大学医学部病理学講座
                             博士研究員
平成 8年(1996) 4月 千葉県がんセンター生化学研究部
                 がん研究振興財団リサーチレジデント
平成10年(1998) 4月 札幌医科大学附属病院病理部 助手
平成12年(2000)10月 札幌医科大学医学部病理学第一講座 助手
平成14年(2002)11月 札幌医科大学医学部病理学第一講座 講師
平成22年(2010)10月 札幌医科大学保健医療学部
                     基礎?臨床医学講座 教授
平成25年(2013) 5月 札幌医科大学医学部附属
               フロンティア医学研究所医生物学部門 教授

所属学会: 日本免疫学会、日本病理学会(評議員)、日本癌学会、日本分子生物学会、日本臨床細胞学会、日本胸腺研究会、米国免疫学会(AAI)
学術関連受賞: 平成14年 日本病理学会学術奨励賞
平成23年 日本病理学会学術研究賞(A演説)
免許・資格: 日本病理学会専門医、日本病理学会専門医研修指導医