国際交流Newsletter
Department of International Affairs and Medical Exchanges
No.12  W I N T E R  2002


   (1)Topics
     ・アルバータ大学との交流協定更新
      ・インドネシア患者口唇口蓋裂協会から感謝状授与
  (2)国際交流レポート
 
      ・アルバータ大学語学研修アンケートから
      ・カルガリー大学臨床研修アンケートから
  (3)札医大研修レポート

      ・秋田ウンベルト孝義さん(口腔外科学講座)
      ・孔繁宝さん(看護部)
  (4)その他 
       中国黒竜江省佳木斯(ジャムス)大学康復(リハビリテーション)医学院派遣報告書から

(協定書にサインする学長と医学部長)

(左からトレハーン学長補佐、オバーグ大臣、4人目フリッツ州議会議員)

○インドネシア患者口唇口蓋裂協会から感謝状授与(10月29日)
 言語障害や拒食障害を有する口唇口蓋裂をはじめ、先天的な口の病気に対する啓発や医療援助を目的としている「日本口唇口蓋裂協会」の依頼により、本学では平成7年度から口腔外科学講座を中心に、海外において医療援助活動を実施しています。特に、平成9年度以降インドネシア共和国西ジャワ州バンドン市に本部を置く「インドネシア患者口唇口蓋裂協会」との協力において、毎年1回、現地で口唇口蓋裂患者への無料手術診療、現地医師への技術移転が行われています。
 10月、札幌で開催された「日本口腔外科学会総会」に参加するため来札した、インドネシア患者口唇口蓋裂協会理事Dr. テト・ソエバルワディと西ジャワ州バジャジャラン大学口腔外科部長Dr. イダ・アストゥティが秋野学長を表敬訪問した際、本学の多年に渡る医療貢献に対し、感謝状が授与されました。

(Dr.ソエバルワディから感謝状を受ける学長と小浜教授)
 
(贈られた感謝状)
目次
国際交流レポート
★アルバータ大学語学研修アンケートから(感想) 
アルバータ大学語学研修の概要
 ・交流協定に基づき実施   ・期間:夏休み中の4週間   ・引率:本学教員が引率
 ・内容:一般英語と一般英語+基礎医学英語(午前:授業、午後:各種アクティビティなどの活動)
 ・宿泊:アルバータ大学の学生寮「リスターホール」使用  ・費用:後援会から助成あり

◆一般英語コース


・初めは、授業に全くついていけないほど聞き取りができなかったが、このコースが終わるころには何とかついていけるようになっていた。インストラクターもクラスメイトも皆親切だったので、授業についていけなくて辛くても何とか乗り切ることができたと思う。

・いろいろな国から来たクラスメイトと交流でき、外国の文化も学ぶことができた。(タイ、ベネズエラ、メキシコ、台湾、韓国など)授業のクラスワーク(クラス全体で出かけ学ぶこと)が本当におもしろかった。また、アクティビティも全体的に楽しかった。

 (カナディアン・ロッキーツアーにて)

(Faculty Social にて)

◆基礎医学英語コース

・語学研修というよりも、ただの観光旅行だった。日本人同士の交流が大部分を占めており、このような形式で語学向上をはかるのは非常に困難だ。

・初めての海外だったので、やはり思ったとおりカルチャーショックを受けることが多かった。異文化に身を置くことによって、日本における自分を見つめなおすことができたように思う。4週間は毎日色々アクティブに動き回っていたのであっという間だった。カナダで一番貴重なことは、何よりも積極性であった。

・英会話能力を習得するには短すぎる期間だったので多くのことは期待していなかったが、実際1ヶ月生活してみて、人生においてとても有意義な時を過ごせたと感じた。

・英語の上達、現地の人とのコミュニケーション、1ヶ月を有意義に過ごせるかは自分次第。何事も積極的にいかなければ絶対に後悔すると思った。Don't be shy!常に現地の人がそう言っていたが本当にすべてはそこから始まると思う。そのままの自分をさらけ出してきたが、中には新たな自分を発見した人もいると思う。
 ぜひ多くの人が海外の風に触れて新たな自分を見つけ出してもらいたいと思う。
 
 皆さん、様々な経験をし、感じてきたようです。今年度は、一般英語コースの希望者が少なく、本学だけでは1クラスを確保できなかったことから、それぞれがアルバータ大学のコースレベルにあったクラスにバラバラに入ることになりました。このため、最初は皆さん不安が大きかったと思います。でも各国の留学生と交わることができ有意義だったとのご意見で、とても安心しました。
 料金については、航空機代がピークの夏休み時期であることから、なかなか低く押さえられませが、今後も皆さんのご意見を伺い、一層充実した内容の研修となるよう、検討していきます。              (国際交流部)


☆カルガリー大学臨床研修アンケートから 
カルガリー大学臨床研修の概要
  ・カルガリー大学医学部との交流協定に基づき実施  ・第5・6学年対象
  ・期間:9月中旬から5週間  ・内容:「血液学」  ・費用:後援会から助成あり

(1)本学との授業形式等の違い

・教員とのディスカッションの中で、理解を深めるという形式がとても良かった。日本では伝統的に馴染みがないかもしれないが、この方法は効果的だ。

・Small group:15人位のグループで先生が1名ついて症例について話し合う。
 Clinical correlation:5人のグループでテストを受けるまでに3回病院に行き、実際の患者さんでPhysical examを学ぶ。

・血液というテーマに沿って、生理・病理・臨床の講義が通して行われたが、日本のようにいろんな講座が部分的に講義するよりまとまっていて勉強しやすかったと思う。

    (Small Groupでのディスカッション)
 

(カルガリー大学国際交流部の会議室にて)

(2)全体の感想

・全体を通してとても有意義だった。

・一度北米方式の教育を体験することは非常に貴重な経験である。私の場合、これにより学習意欲が向上した。将来の計画もより具体的に立てられるようになった。また、カナダの学生も日本の学生も「良い医師になりたい」という根底に流れる意識は同じで、その差は大学入学後にいかに大学側がやる気のある学生達に応えてくれるかということだ。

・講義で出席を取るという概念がなく、講義に来ている学生は皆、出席を取るためでなく、参加するために来ている。従って私語は一切なかった。たまに居眠りをしている学生もいたが、たいていの学生は熱心にノートをとったり、先生に質問をしていた。講義に対する姿勢が我が校と大分違うと感じた。

(3)後輩の皆さんへ

・とにかく行って損はなし。

・一度日本で学習した内容ですが、カルガリーでの授業・病院実習はこれからの学習方法や姿勢に必ずや役に立つものとおもう。

・医学生の一人としてカナダの学生とも対等な立場で講義等を受けることができる。英語で医学教育を受けてみたいと思っている人には良い機会になると思う。

・英語と医学がセットで学べるお得な研修だと思う。

(学長、松本国際交流部長、今井教務委員長に帰学報告)

 皆さん、研修の意義を強く感じてきたようです。今年度は、全員ルーム・シェアによる現地学生等との共同生活が行えました。中には、中国系留学生達との共同生活のため日常会話が中国語で苦労したという人もいましたが。それでも、とってもインターナショナルを感じられたのではないでしょうか。今後も積極的な情報収集や広報宣伝をしていきたいと考えています。(国際交流部)
目次
○次は、派遣学生の桂さんが帰国前(3週間時点)に送付してくれた体験レポートです。

 カルガリーにてマレーシア人医学生宅に居候中の5年の桂です。
 現在、カルガリー大学での5週間の血液学コースで、現地の医学生に合流して血液学を学んでいます。今日は少しその報告をしたいと思います。
 カルガリー大では臓器別に医学を学びます。つまり日本のように「基礎医学→臨床医学→病院実習」という流れではなく、臓器別に基礎医学から臨床医学まで同時に学びます。私たちはカルガリー大学医学部1年生(皆、既に4年生大学を卒業して違ったバックグラウンドをもっています。中にはPhDを持ってる人もいます。)の講義に混ざっています。1、2年次は講義が中心で3年次に1年間病院実習があるようです。
 カナダでも医学部は4年制がほとんどで、カルガリー大のような3年制は珍しいそうです。

ここでの医学の学び方を大まかに言うと
@大講堂でのlecture・・・毎日
      ↓
ASmall group でのdiscussion (case study)・・・週3〜4回
      ↓
BClinical Correlations (bed side teaching in the hospital)・・・計3回
といった感じです。
 今日で3週間が終わったのですが、感想としては、ここでは「すごく効率的に医学を学んでいる」ということです。常に実際に医師として現場に立ったときにどう鑑別診断していくか、ということに重点が置かれているように感じます。
History(これまでの経緯)、Physical exam(身体所見)、Labo data(検査所見)を見てどう考えるか?何を鑑別して、問診でどんな質問をすべきか、どんな検査をして、どう治療していくかということを常に考えながら講義が進んでいきます。
 その反面、細かな病態や基礎医学的な内容、詳しい治療法や珍しい病気についてはすっ飛ばしている感じがします。その辺は各人の努力に任されているということでしょう。
 とにかく鑑別診断をしっかりできるように、といったような実践的な内容が中心です。

(History)


(Physical exam)


(Discussion)

 カルガリー大でのシステムはいろんな意味で刺激的で、一度習った血液学とはいえ、毎日学ぶことが多くあります。でも、必ずしもカルガリーのシステムが絶対良くて札医のシステムが悪いのかというと、そうとも思いません。どちらも、いいところもあれば改善すべき点もあると思います。
 @は、日本と同じように大講堂でDr.がパワーポイントを使ったり、黒板を使ったりして講義をします。日本と違う点は、学生が講義中よく発言することです。いろんな質問や先生の呼びかけにそこら中から声が飛んできます。
 ここでひとつ特徴的なのが、patient presentationというものがあって、実際にその病気の患者さんが講義室まで来て話をしたり、ビデオでの患者さんのインタービューを聞くというものがあり、なかなか珍しくておもしろいです。

 Aは、小さい部屋で学生十数人にDr.が一人づつついてdiscussion形式のcase studyをします。History、Physical exam、Labo dataが書いてある症例が与えられ、前日に講義で学んだ疾患を次の日にsmall groupで議論するわけです。

 Bは、@やAで学んだことを実際の病院で、患者さんを診ながら学んでいきます。生徒5人くらいにDr.が1人つき患者さんの簡単な触診や打診をし、その後またみんなでdiscussionします。

 つまり、ここでは、同じことを何度も違った形で繰り返し学び、基礎的な講義から実際の患者さんまで、一連の流れとして医学を学びます。

 その他にも、1年生の時から週に一度、Small groupでCommunication classという日本のオスキーでの医療面接のようなものがあります。日本と同じで(日本が真似してるんだけど)ボランティアの患者さん(役者)がきて、マニュアルどおりHistoryがとれるかということを、バックミラー越しに皆で見、Dr.が一人ついて、あれはよかった、あそこはもっとこう聞くべきだ、などと学んでいきます。もちろん、Physical exam(身体所見)のクラスも1年生の時からあり、系統的に所見の取り方をsmall groupで学んでいきます。
 また、英語が話せない患者さんを通訳を介して診察する方法とか、いろいろ小さなテーマでちょくちょく講義があります。
 入学してすぐに、医者っぽい内容が盛り沢山で、これぞMedical Schoolって感じですね。

 簡単に言えばこんな感じです。
 カナダは、大学によってシステムも全然違うようです。例えばトロントでは2年間は講義しかないそうです。カルガリー大の人は、ここは最新のシステムだよ〜って言ってました。でも、他の大学では、その後のレジデントをするためにhonorというものを取ることが大切で、皆すごく勉強するようなのですが、ここの大学ではそれを出さないらしく、思ったほど皆勉強してないような感じがします。もちろんしてる人はものすごくしてるけど。
 それよりも、パーティーとか旅行とか遊びにかける情熱のすごさの方が感心します(笑)。講義より、プライベートのパーティーとかについてくのが私には大変です(笑)。大学以外でも、全部行ってたら体がもたないぐらいいろんなイベントがあります。概して、日本人の方が真面目で勉強してるように思えます。
               
 例えば、カルガリーでの、@〜Bの一連のシステムで実践的な内容を日々学べる事はすばらしいと思います。こういう形で学んで行けば、卒業したらすでに医者らしい人間ができあがることでしょう。しかも、皆ある程度のレベルに。
 しかし、細かい基礎医学的な事は、日本の学生のほうがむしろよく知っているように感じます。カルガリーの学生は、medical schoolに入る前にbasicなscienceの試験を受けてきてるようですが、果たしてどこまで知っているのかが私にはまだよく分かりません。


(交流担当のLeighさんの家で感謝祭)

ここでは、臨床的なことが中心で、基礎的な細かい事はある程度各人の努力にまかされているようですが、思ったほどみんな勉強してないような気がするので。しかも、カルガリー大は医学部は3年制です。

 九州大から半年間カルガリー大に来てる学生は、「みんな自分の専門分野だとものすごく詳しいけど、それ以外のことになるとこんなことも知らないのって事も知らなかったりする」って言ってました。そういう点では、日本の方が時間的にも余裕があるし、一見無駄な勉強に思えるがすごく大切な事、例えば、自分が興味をもったテーマを深く学んだり、実験したりできる点は日本の方がゆとりがあっていいと思います。



(最終日、試験終了後のParty)


 こんな感じで、肌の色も国籍も人種もほんと様々なカナダの医学生達に混じって、よく学び遊んでおります。

興味のある方は、是非是非5年生になったら行って見てください。

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札医大研修レポート(北海道海外技術研修員)
◆秋田ウンベルト孝義さん(口腔外科学講座)
 僕はブラジルのサンパウロから参りました、秋田ウンベルト孝義と申します。大学に居たときから日本で研修することを希望していました。そこで日本語の勉強を始め、サンパウロ歯科大学を昨年卒業して日本で歯科の研修ができるように北海道海外技術研修員に応募しました。
 ブラジルでは歯科病院に働きながらサンパウロ歯科大学で実習していました。
 札幌へ来て1か月は日本語の勉強をし、それから専門の研修を始めました。
 札幌医科大学の口腔外科でお世話になっております。口腔外科の先生たちには色々な治療方法を見せていただき、ほんとうに良い経験になっております。
あと残りの4か月の研修で日本の歯科及び口腔外科技術を身につけて、ブラジルへ帰ってから活かしたいと思っております。


 北海道の雪の季節を楽しく過ごしており、札幌の人々の生活習慣を感じながら冬のスポーツを習い、残りの研修期間を楽しく過ごしたいと思っております。まだ覚えることはたくさんありますが、残りの時間が少ないので、出来るだけ有効に、もっと札幌の人々と触れ合ったり、良いところを感じていきたいと思っております


◇孔繁宝さん(看護部)

 私は、2002年6月1日に中国のハルビンから来ました孔繁宝と申します。
こちらに来る前は、黒竜江省中医研究院の人工透析室で働いておりました。
 今回、北海道海外技術研修員として、札幌医科大学医学部附属病院看護部の第二内科看護室で「腎疾患患者の看護」、集中治療部門看護室で「血液透析療法を受ける患者の看護」について研修を受けています。
 皆さんのおかげで、半年間の研修を通して、看護技術・日本語など色々な面で、こちらに来る前より上手くなったことを強く感じています。学びたいこともさらに増え、これからも頑張らなければならないと思います。
 北海道にはきれいな自然、景色、おいしい食べ物があり、とても良い印象を受けました。私はいつも医師・看護師・臨床工学技師の皆さんに親切にしてもらい、毎日楽しく研修を行っています。


これからの4か月間、皆さんにはまだお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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その他
中国黒竜江省佳木斯(ジャムス)大学康復(リハビリテーション)医学院派遣報告書から(抜粋) 
派遣事業の概要:
 北海道と中国黒竜江省の友好提携に端を発し、道と黒竜江省において黒竜江省ジャムス大学リハビリテーション医学院へのリハビリテーション技術及び理学療法・作業療法に関する人材養成事業について覚書を交わしたことから、道保健福祉部長より本学に対し、当該事業の実施にあたり協力依頼があった。
  事業期間:平成14年度〜平成15年度(2カ年)
  事業内容:@派遣事業:年2回、各3週間以内において学生及び教員に対する講習及び交流のため、保
        健医療学部教員を派遣する。
      A受入事業:研修終了後にジャムス大学リハビリテーション医学院において教員として活動する者を保健
        医療学部に受入れ、研修及び交流を行う。
第1回派遣:乾 公美教授、小塚直樹・田中敏明助教授(理学療法学科)、青山宏助教授(作業療法学科)
(7月14日〜8月4日)

・ジャムス大学の本学への教育支援に対する期待は甚だ大きく、理学療法士や作業療法士の養成に熱意が感じられた。

・講義や実習に必要な器具機械は概ね準備されており、午前中の授業は8時30分〜11時30分まで、午後は2時から4時までで時間配分は比較的ゆとりがあった。用いた教材は、本学で準備し、中国語に翻訳、帯同した教材をコピーし用いた。

・乾教授は、臨床実習指導に必要な指導者の教育のため、午前中は診療を希望し、患者さんを診、小塚助教授は発達障害の理学療法が専門のため、CP児の治療訓練の指導を期待され、当初予定のなかった診療を行った。診療そのものは、患者さんやその家族等に喜ばれ好評だった。

・毎日の生活は、大学側の配慮により満足できるものであった。ホテルと大学との送迎は、大学のマイクロバスで行われた。3回の食事は、全てホテルで摂取した。食事の好みがあわず苦労した教員もいたが、他の教員は満足していた。ただ、通訳が帰国後、我々の希望を伝えることが出来ず、出されるままの食事となった。大学側は、ジャムス市で一番のホテルであると言っていたが、Eメールが出来ないこと、Faxの送受信が出来ないこと、国際電話がプリペイドカードのみ使用可能であるが高価であることなど、本学や家庭との連絡に窮した。


(小塚先生の診療風景)

・今回の教育支援に、ジャムス大学長、黒竜江省衛生庁副庁長をはじめ、多くの教職員から謝意が述べられ、大きな成果があったと思われる。

(康復医学院前にて)
編集後記: ♪♪♯♭We wish you a Merry X'mas and a Happy New Year.♪♪♪♯♭
今回は、内容が盛りだくさんで、ご寄稿いただいた皆さんの声を多く掲載させていただきました。今年は、雪
の少ない寒い冬と思っていましたが、やはりホワイトクリスマスとなりそうです。皆さん風邪など召さないよ
うに元気に年を越しましょう。                                  (Y)
編 集 発 行/札幌医科大学国際交流部
発 行 日 /2002年12月吉日
お問合せ先 /札幌医科大学事務局企画課(国際・学術交流)
    〒060−8556 札幌市中央区南1条西17丁目 TEL:011-611-2111(内線2166)
目次

Topics
●アルバータ大学との交流協定更新(10月22日)
 アルバータ大学との交流は、北海道とカナダ・アルバータ州との姉妹提携に伴い、昭和58年にアルバータ大学医学・歯学部と本学との間で協定が締結されて以降、研究者による医学交流事業が実施されてきましたが、平成11年度からは学生の派遣が盛り込まれ、学生の語学研修が実施されています。
 今回の協定更新にあたり、これまで以上に円滑で即効性のある交流を目指し、情報通信システムを活用したエアセミナーの積極的な取組みが盛り込まれました。(12月3日実施、次号でご紹介します。)
 協定更新のサイン・セレモニーでは、北海道とアルバータ州における今後の教育交流に向けた協議のため来道したカナダアルバータ州政府学習省L.オバーグ大臣一行が来学し、アルバータ大学トレハーン学長補佐が持参した協定書への署名がオバーグ大臣立会いのもとで行われました。
 オバーグ大臣はアルバータ大学医学部の卒業生ということもあり、これまでの両校の活動内容や今後の協力体制等について活発な意見交換を行われました。