第2号  平成19年12月6日


 理事長室だより第2号をお届けします。

 12月に入り一段と寒さが増しておりますが、学内では重要課題の議論が進み、
かなり方向性が見えてきました。
 例えば、教員の任期制及び評価制度や先月も触れた「医療人教育センター」です。
 皆様のご意見を参考にしながら、ぜひ実現させたいと考えております。

 最近の本学の動きをご報告いたします。

○研究成果の発信

 これまでも、研究成果を積極的に発信しておりますが、最近の特徴的な例を
ご紹介いたします。
 
 一つは、先月5日に放映された「NHKスペシャル 眠れる再生力を呼びさませ
〜脳梗塞・心筋梗塞治療への挑戦〜」で、脳神経外科学講座の自己骨髄細胞による
脳梗塞治療の研究です。
 非常に感動的な内容で、全国の多くの方から反響が寄せられました。

 もう一つは、9日に開催された保健医療学部の第4回赤れんがフォーラムで、
今回は「保健医療と教育の連携を考える」をテーマに開催いたしました。
 道内各地から教育・保健福祉関係者約80名にご参加いただき、特別支援教育
との連携を提案いたしました。

○大学連携による地域貢献

 地域社会への貢献を目指し、他大学との連携を進めてきましたが、先月20日には
松岡学長を本学にお迎えし、室蘭工業大学と包括連携協定の調印式を行いました。

 これは教育・研究・地域貢献を網羅する包括的な連携協定で、今年度は高性能義手
の開発等、共同研究を中心に進める予定です。

 また、今月1日には、平成17年に連携協定を締結しております小樽商科大学の
同窓会「緑丘会」にお招きいただき、秋山学長と今後とも連携を密にすることで合意
しました。                   
 
 室蘭工業大学、小樽商科大学との連携を強め、3大学の「文・理・医連携」による、
共同研究や研究シーズの事業化により、地域貢献を進めたいと考えております。

 年末の忙しい時期となりましたが、皆様、お身体に気をつけてご活躍ください。