第1号 平成19年11月2日
理事長室だよりをお届けします。
法人に移行してから、約半年が経過しましたが、大学は、ほぼ順調に運営さ
れておりますことを、ご報告いたします。
7,8月には、教育改革プランの一環としての、「現代GP」や「特色GP」そして
「社会人学び直し」などの競争的資金が採択されました。
さらに、がん対策基本法に基づく、「がんプロフェッショナル養成プラン」(大学
院生対象)も採択となりました。
これらの成果は、両学部の教員と事務局の協力のおかげであり、学長として
も大変誇らしく思います。
研究面では、2つの大きなプロジェクトが採択され、実施段階に入っております。
ひとつは、「橋渡し研究」(札幌医大が代表、北大、旭医大と共同)、もうひとつ
は、「知的クラスター事業:バイオS」(北海道など、札幌医大を含めて3大学)と
いうものです。
いずれも臨床応用や産業化を目指した研究であり、全国公募の中から、両者
とも6拠点のひとつに選ばれたものです。
一方、病院経営も皆様のおかげで、ほぼ順調に進められております。
患者サービスにつきましても、駐車場の拡大、スターバックスコーヒーとファミ
リーマートの出店と、逐次新しい試みが概ね好評のようであります。
教育体制の整備は、法人における最重要課題のひとつですが、現在『医療人
教育センター』(仮称)として、検討委員会より最終報告がまとめられ、一般教育
の教員をはじめ、皆様に、説明会を実施しつつあります。
「人間性豊かな医療人の育成」という目標のために、是非新設したいと考えて
おります。
寒くなりますが、皆様も体調に気をつけ、道民と学生のために、ともに力を尽くし
ましょう。
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