【業績の概要】
昭和63年にがん疼痛患者の治療法の研究と普及に関する著書の出版や、がん疼痛の成因と治療、がん疼痛患者の対応に関するテーマの学会を会長として主催するなど積極的に取り上げた。
さらに、がん疼痛の基礎研究として平成4〜6年にかけ科学研究費助成の基盤研究Bに採択された「癌性疼痛の機序解明と鎮痛戦略」を若手教室員、大学院生を指導しながら積極的な研究に取り組み、その後、骨がんモデルを作製して、がん疼痛の機序解明と新しい鎮痛薬開発のためのトランスレーショナルリサーチを試みた。また、臨床での鎮痛戦略として薬物療法、神経ブロック療法の確立と啓発・普及に取り組み、その成果をまとめた著書を出版するなど日本において指導的な立場で取り組んでいる。
また、平成16年には日本緩和医療学会会長として緩和医療の確立と普及の重要性を強調し、翌平成17年には財団法人笹川医療研究財団による研究助成を受け、ホスピス緩和ケアに関することと終末期におけるQOLの向上に関する研究を行った。
昨年出版した「すぐに役立つ緩和ケアチームの立ち上げと取り組みの実際」は、全国的にも注目されており、がん疼痛の基礎研究、治療法、管理体制の確立と普及に大きく貢献するとともに、北海道の医療の向上に大きく寄与した。
医学部麻酔学講座 並木昭義教授のこれまでの「がん疼痛の機序解明と鎮痛戦略としての治療法および管理体制の確立と普及への貢献」が業績として高い評価を得て、平成19年度北海道科学技術賞を受賞し、2月4日(月)、札幌グランドホテルで贈呈式が行われました。
北海道科学技術賞
科学技術上の優れた研究や発明等を行い、道民生活の向上や本道の経済、社会、
文化等の発展に寄与した個人又は団体に送られる北海道知事表彰
【贈呈式の様子】