第9号  平成17年1月13日


 学長室だより第9号をお届けします。7日には恒例の新年交礼会もあり、年始の行事等
で何かと皆さんも慌ただしいことと思います。

 今週末には大学入試センター試験もあり、教職員の皆さんには気の休まらないお忙しい
時期が続いていきます。ご苦労様です。

 今回は法人化問題の取組などの話題を中心にお知らせしたいと思います。
 

1 法人化のための札幌医科大学大学改革推進本部が設置されました。

  1月7日、吉沢副知事を本部長(原田総務部長が副本部長)とする大学改革推進本部
 が設置され、今後のスケジュールや法人移行に関する基本的な考え方などが審議され
 ました。

  今回は私と橋本事務局長代理が参加しましたが、今後、この組織の下に幹事会や
 部会がおかれることになり、ここには本学の教員、職員の方が参加することとなります。

  前日には本学でも第1回法人化問題検討委員会を開催しましたが、この組織と道側の
 本部が双方向に情報交換できるような仕組みを今後の検討体制として整備されることと
 なっています。

  当面、3月末までに法人化に際し、留意すべき事項や検討の方向性等を取りまとめる
 「法人移行に関する基本的な考え方」を策定することとしており、私としても機会あるごと
 に制度の周知や意見の汲み上げについて考えていきたいと思います。

  なお、当日、知事にもお会いする機会がありましたが、その中で18年早々には
 法人化後の大学の骨格を見せられるようにしたいことや、さらに本学の知財や医療に
 対する期待などについてもお話ししていました。


2 年末年始にかけて本学に関係する新聞記事が多く掲載されて
 いました。


  救急集中治療医学の浅井教授がスマトラ沖地震の津波で壊滅的な打撃を受けた
 スマトラ島北端のアチェ州で国際緊急援助隊医療チームの副団長として年末から救援
 活動に取り組んでいます(12日に無事帰学されました)。

  記事の内容を拝見しますと現地の凄まじい様子が伝わってきます。本当にご苦労様
 でした。
 
  また、「緩和医療」の講義導入の取組をはじめ、大学院医学研究科の「MD-PhD
 制度」などが相次いで新聞報道されました。

  国立大学法人化9ヶ月をすぎて、一橋大学 石前学長のコメントが日経新聞に掲載
 されていましたが大学間競争は6年後には決着と明言しています。法人化という大学
 内部の改革と併せて、地道な広報活動という対外的な情報発信がますます重要と
 考えられます。

  教職員の皆さんの広報活動に対する情報提供もよろしくお願いします。