第7号  平成16年12月21日


 学長室だより第7号をお届けします。年末になり教員、職員の皆さんも何かと慌ただしい
ことと思います。

 今回は16日の全学懇談会の話題、評議会の報告、10日に実施された保健医療学部
赤れんがフォーラム、などをお知らせします。
  

1 新しい時代の札幌医大の進路を考える懇談会を16日に開催しました。

  今回は、文部科学省高等教育局大学振興課の嘉藤課長補佐をお招きして、公立大学
 法人制度について講演していただきました。嘉藤さんははじめての地方独立行政法人で
 ある公立大学、国際教養大学(秋田県)の設立準備作業を手がけており、また、現在、
 文部科学省で公立大学の法人化支援業務を担当されています。懇談会では制度の
 概要をはじめ、他大学の状況などにふれながら、制度設計のポイントについてこれまで
 の経験を活かして説明されました。

  特に公立大学は、国立と違って、地域の実情にあった新たな制度設計が可能となって
 います。これは検討にあたって大学も主体的に取り組まなければならないことを意味
 していると思います。大学改革に取り組むため、現状では何に問題があり、どう解決
 していかなければならないのか一人ひとりが考え、大学としても法人化によりどういう
 方向性を目指すのか議論しなければならないものと考えております。

  今回の懇談会でも「国として法人制度をどう位置づけているのか」、「運営費交付金の
 算定はどう考えるのか」「教員や職員の就業体制に問題はないのか、どういう方向で
 検討しているのか」など幅広い質問がありました。

  16日は皆さんのご要望もあり、17時30分からということで開催しました。仕事でお疲れ
 のところ、多数の参加者があり、皆さんの関心の高さを痛感しております。17年度
 法人化を目指している大学もようやく骨格ができつつあり、形態も様々な形となって
 います。今後、先行している大学の方などもお呼びして、皆さんに情報提供できるような
 機会をもっていきたいと考えています。
 
  また、今後の法人化準備作業を学内として取り組んでいくため、法人化検討委員会を
 設置しました。この委員会には組織運営や計画評価など専門部会をつくることにして
 おり、教員のみならず、職員にも参加していただこうと考えています。

  特に法人化後は、教員と事務局が車の両輪として動いていかなければならないと
 思います。そのためには大学改革を推進する仕組みを皆さんと一緒に議論したいと
 考えておりますのでよろしくお願いします。
 

2 12月13日開催の評議会における決定事項等について

  12月13日に開催しました定例評議会において、審議し決定した事項及び報告事項の
 主なものについてお知らせします。
  なお、今後、評議会での決定事項等については、学長室だよりにおいてもお知らせ
 していきたいと考えております。
 
 (1) 札幌医科大学法人化検討委員会規程の制定について
   第6号でもお知らせしましたとおり、本学の法人化が平成19年度に決定されたことを
  受けて、地方独立行政法人法に基づく公立大学法人に移行するに際し必要な準備
  業務を円滑に進めるための審議・調整機関として、札幌医科大学法人化検討委員会
  規程を制定し、委員会を設置することとなりました。

   委員会においては、法人化に向けた準備業務として、@組織・運営、A中期目標・
  中期計画及び評価体制等、B人事・給与制度等、C財務会計・予算制度等、D附属
  病院の機能の充実及び病院経営等、について審議し、調整を行うこととなります。

   委員会の構成委員については、職指定として、学長、両学部長、病院長、学生
  部長、事務局長とし、他に、両学部の教授の中から評議会の議を経て学長が指名した
  者として10名(計16名)が決定されました。

   規程の内容は次のアドレスから確認することができます。今後、1月6日(木)に
  第1回の委員会を開催し、検討に入っていきたいと考えております。
 
 (2) 札幌医科大学附属病院使用料等徴収規程の改正について
   昨年12月1日に開設したGIDクリニックによる性同一性障害の治療に伴い、今後
  実施が想定される乳房切除術、性別適合手術、ホルモン療法については、健康保険
  の適用外となっており、本学において料金を設定する必要があることから、附属病院
  使用料等徴収規程を改正し、料金を定めることとしました。

 (3) 平成16年度卒業式・平成17年度入学式について
   平成16年度の卒業式及び平成17年度の入学式の日時及び場所が決定しました。
  卒業式については、平成17年3月18日(金)10時30分から札幌プリンスホテル国際館
  パミールにて、入学式については、平成17年4月8日(金)10時30分から札幌後楽園
  ホテルにてそれぞれ行います。
 
 (4) 平成16年度最終講義について
   平成16年度をもって定年退職される教授による最終講義の日程等が決定しました。
  平成17年3月3日(木)13時15分から臨床教育研究棟1階講堂にて行います。今年度
  をもって定年退職される教授は、次の4名です。

    医学部内科学第三講座                阿部 庄作   教授
    医学部外科学第二講座                 安倍 十三夫 教授
    保健医療学部看護学科基礎・臨床医学講座   鬼原 彰    教授
    保健医療学部看護学科看護学第二講座      石塚 百合子 教授
   
   講義順については、後日決定されるとのことです。
 

3 保健医療学部赤れんがフォーラムが開催されました。

  前号でお知らせしたところですが、10日に赤れんがフォーラムが開催されました。今回
 の企画は保健医療学部が中心となって事務局職員が2ヶ月間あまり準備してきたと
 伺っております。

  初めての試みでもありましたが、前学長の秋野先生をはじめ、北は利尻、稚内、東は
 中標津という道内各地から行政担当の方、さらには先生方のお声かけもあり、岩手
 県立大や北大の教員の方など100名余りがお見えになっており、3時間のフォーラムも
 大変活気ある雰囲気で、有意義なものでした。

  特に東京都老人総合研究所の大渕室長から、介護予防の必要性や具体的取組み、
 さらには研究所と行政がどう連携していけば良いのかなど非常に参考になる実践的な
 話題が基調講演で取り上げられました。

  終了後のアンケートでは、「子育てや介護予防などテーマを絞って開催してほしい」、
 「行政のみならず、地域住民と大学がどう連携できるか考える必要があるのでは
 ないか」、「大学の取組が非常によくわかった」といった意見や感想などがありました。
 事務局にも「地元で、大学と連携した取組を今後、検討したいがどうしたらよいか」と
 いった問い合わせも寄せられております。

  今後も開かれた大学づくりを目指して、こういった取組に是非、チャレンジしていきたい
 と考えておりますので、皆さんのご提案をよろしくお願いします。

  企画や運営に携わった丸山学部長をはじめ、教員の皆さんご苦労さまでした。保健
 医療学部では引き続き、ホームページを活用した地域支援の取組も検討されていると
 伺っており、私も期待しております。