札幌医科大学 
理事長室だより -第5号-



 

第5号 平成20年7月1日


理事長室だより第5号をお届けします。

 さて、本学は、昨日6月30日、北海道知事に対し平成19年度の財務諸表等を提出いたしました。昨年4月1日に公立大学法人として新たなスタートを切ってから、最初の決算報告ということになります。今後、知事のご承認をいただいて正式に確定の運びとなりますが、ひとまず黒字決算で終えることができる見通しです。ご尽力いただいた教職員の皆さんに改めて感謝申し上げます。
それでは、最近の本学の動きをお知らせします。

○ CO2削減に向けた本学の取組みについて

北海道洞爺湖サミットの開催まで、ついにあと1週間となりました。
サミットの主要テーマとなっている地球温暖化は、私たちの日々の生活にも大きな影響を及ぼす問題であり、本学においても、二酸化炭素の削減や省エネルギーについて、平素から節電など皆さんのご協力をいただいているところです。

 また、本学の行動規範の一項目にも「地域・地球環境を守り、環境の保全・改善のために行動します。」とあります。
 ただ、本年は、例年にない原油価格の高騰により電気料等の値上がりが続いており、現時点の試算では、昨年度に比べ、数千万円もの経費増が見込まれています。このため、1年のうちで最も電気使用量のかさむ今月7月から9月までの3ヵ月間を「夏期の省エネルギー及び経費節減に係る強調月間」とし、省エネルギーと経費削減に集中的に取り組んでいくこととしています。

 皆さんの毎日のひとつひとつの積み上げが経費の削減となり、さらには、地球環境を守ることにつながるという意識を持っていただければと思います。ご協力をお願いします。

○ 株式会社北洋銀行との包括連携協定の締結について

 先月の26日、本学において、株式会社北洋銀行との包括連携協定の調印式を開催いたしました。
この協定は、道民の健康増進並びに地域医療への貢献に資することを目的に締結したもので、今後、

・ 新たな産学連携モデル、大学が有する知的財産の有効活用支援及び研究

・ 大学発ベンチャー、新事業、新規事業分野に関する情報提供、支援及び研究

・ 相互の人的支援、人材育成に関する協力、共同セミナーの開催

などの事業を相互に協力して実施していくこととなります。本学は、これまでに北海道新聞社と「健やか北海道プロジェクト」の推進に関する連携協定を締結していますが、民間企業との包括連携協定としては最初の取組みとなります。今後とも開かれた大学として、多方面との協力関係を構築し、地域への貢献を果たしていきたいと考えています。

 先日の札幌管区気象台の発表では、今年の北海道の夏は例年より暑くなりそうとのことです。これも地球温暖化の影響でしょうか? 皆さん、ご自愛ください。