札幌医科大学 理事長室だより -第3号-
第3号 平成20年5月15日
理事長室だより第3号をお届けします。
さて、本学は新年度にあたり、医学部106名、保健医療学部94名の新入生の方々をお迎えしました。建学の精神である「進取の精神と自由闊達な気風」のもと、「医学・医療の攻究と地域医療への貢献」を果たす医療人として、大きく成長していただくことを期待しています。
それでは、最近の本学の動きをお知らせします。
○ 公立大学法人として2年目を迎えました
この4月で、本学が北海道公立大学法人として新たなスタートを切ってから1年が経ちました。
教職員の皆さんのご尽力や北海道をはじめとする関係機関のご支援をいただき、無事この1年を終えることができました。心からのお礼を申し上げます。
現在、初めての決算に向け、関係財務諸表の作製や、平成19年度の年度計画実績報告のとりまとめを行っているところです。近く、皆さんにご報告できるものと考えております。
今後とも、効率的、自律的大学運営を行い、より質の高い教育の展開や高度で安心いただける医療サービスの提供に努めてまいりたいと思います。
○ 緩和医療学講座の開設
この4月1日から、本学に緩和医療学の専門講座を開設いたしました。
当講座は、株式会社アインファーマシーズ様のご支援により開設された寄附講座で、「がん」などによる体や心の痛みのケアの研究、教育を目的としています。先日、道新朝刊の「ひと2008」のコーナーで当講座の岩本喜久子特任助教が取り上げられましたが、専門講座としては、道内で初の取り組みとなります。患者さまやその家族の方々の肉体的、精神的な負担を緩和してほしいというニーズに応え、本学の特色のひとつとなるよう育てていきたいと考えております。
今年は、例年になく早い春の訪れとなりましたが、最近は季節が逆戻りしたかのような寒い日が続いておりますので、皆様、くれぐれもお風邪など召しませぬようお気をつけください。