第34号  平成18年6月6日

 学長室だより第34号をお届けします。

 大学前の公園の草木も青々となり、最近は初夏を思わせる陽気と
なっています。
 新しく大学に入られた皆さん、進級した皆さんもようやく、学業の方
にも慣れてきたかと思います。

 新聞紙面でも地域医療や介護予防など医療を取り巻く記事が掲載
されています。学業のみならず、世間の動きにも是非、注目していた
だき、その中で医療人のあり方ということも考えてみていただければ
と思います。
 
◎ 大学の地域貢献について

 私も先日、公立大学協会総会に参加しましたが、その中で、やはり
大学の地域貢献が話題になっておりました。

 大学の設立にはそれぞれ経緯があり、特に公立大学は地域の実情
を反映して設置された経過があります。本学も地域医療への貢献という
ことが建学の精神にもあるように重要なキーワードであると思います。

 ただ、大学というのは「教育」と「研究」が両輪であり、これらのシーズを
しっかりと地域に還元していくことが、私は地域貢献だと考えています。

 6月8日(木)に「大学と地域貢献のあり方を考える」と題して、特別シン
ポジウムを開催することとしました。

 国立大学法人評価委員であり、(財)日本総合研究所会長の寺島実郎氏
をお迎え、基調講演をいただくとともに、平成16年度から国立大学法人と
して先進的に地域貢献に取り組まれている小樽商科大学、室蘭工業大学
の両学長をお招きして、パネルディスカッションを行います。

 是非、この機会に教員、職員の皆さん、学生の皆さんに参加していただ
ければと思います。
 
◎ 法人化の取組について

 前号でも触れましたが、現在、教員の皆さんには「任期制と評価」と「学校
教育法の改正に伴う教員組織のあり方」について、検討にあたっての資料
を配布しております。

 法人化後の人事制度や組織のあり方については、学内の議論を反映させ
ていきたいので、是非、ご意見をお寄せ頂ければと思います。

 また、法人化後の職員の勤務条件についても道の総務部から提示されま
した。これにつきましては、職員一人ひとりの皆さんに関わることです。先日、
説明会なども開催されましたが、疑問点などもあるかと思いますので、質問等
につきましては事務局総務課に問い合わせて頂ければと思います。

 現在、法人化に向けての作業は法人の中期的な基本的方向の取りまとめ
を中心に作業が進められています。これは、中期目標や中期計画のたたき台
となっていくものであり、これらについてもまた、ご意見をいただく機会をつくり
たいと考えています。

 そのほか、学内規程の見直しや会計システムなども機動的な内容にどう変え
られるか他の法人事例なども参考に骨格を検討しているところです。
 
◎ 特色ある教育改革(GP)の取組について

 現在取り組まれている3つのGPについて少し、状況について触れたいと思い
ます。

 病院を中心に取り組まれている医療人GPについては、先日、新聞にも掲載
されたように地域の医療人を支援するテレビ会議システムが順調に進捗して
おり、今後、大学から地域に勤務する医師へのサポートとして定着することが
期待されます。

 また、昨年夏から実施されている地域密着型チーム医療実習についてもオリ
エンテーションをはじめ、現地で実施する健康教育セミナーの準備など参加され
る学生の皆さんを中心に取り組まれております。この実習につきましては、チュ
ーターとして多くの教員のサポートも必要となっておりますので、協力よろしく
お願いします。

 知財GPは5月に学部学生の皆さんを対象に基礎的な講義を実施した後、今
月から大学院生を対象に本格的な取組が行われます。特に6月26日(月)に
は今年度スタートした産学・地域連携センター発足記念のシンポジウムを実施
します。医療・医学研究と技術移転の課題、それに伴う知財教育のあり方につ
いて議論する取組です。

 これには特許庁の守屋特許技監と日経BP宮田バイオセンター長に参加いた
だき、また、大学の知財部門、技術移転会社や研究機関などをお呼びし、今後
の可能性を探ろうとするものです。学生の皆さんのみならずこの機会に是非、
教員の方々も参加いただければと思います。
 
   ※                               ※

 5月27日発生したインドネシア・ジャワ島中部地震のボランティア活動を保健
医療学部看護学第二講座の蝦名教授が中心に窓口となって対応しており、
ご協力いただける方を募っておりますので、よろしくお願いします。
 
 今週末はYOSAKOIそーらん祭りが大通りなどで繰り広げられます。札幌市内
も夏に向けてますます活気づく季節がまいります。
 次週は大学祭も実施されます。本学は学生の主体性を尊重する風土があります。
昨年同様、飲酒なども学生の皆さんの管理にまかせておりますが、くれぐれも事故
の無いよう、また、充実感が味わえる大学祭となっていただければと思います。