第21号  平成17年7月13日

 学長室だより第21号をお届けします。

 先日、大学入試センター試験に関する報道がありました。
 本学の教職員や学生の皆さんにご心配をおかけしております。

 ホームページでお知らせしておりますように、大学入試センターから配分を受けて
いるセンター試験の実施経費については、道の会計規則等に則って適正に執行さ
れておりますので、ご報告いたします。

 また、この問題でセンター試験や本学の入試に影響が出ることはないことを皆さん
にお伝えしたいと思います。

◎ 談話室(軽飲食コーナー)の設置について

 以前に学長室だよりでも触れましたが、本学には学生同士や学生と教職員の交流
のスペースがないということで、そうした場所を作ることができないか関係の方と相談
してきたところです。

 図書館長の青木教授や事務局の総務課、学務課ならびに図書館員の皆さんのご
協力で、図書館の中に談話室を設置することとしました。

 特にこの中では、軽飲食も行えたり、ちょっとした情報交換、意見交換なども行える
よう衝立なども用意する予定です。おおよそ70名ぐらいの方が利用できるようなスペ
ースですので、是非、活用して頂ければと思います。
 
 利用に当たって、できる限り学生の皆さんの自主的な管理に期待するものですが、
図書館という性格上、清潔さや騒音といったことには気をつけて頂き、できるだけ、
良い形のスペースとして発展させていきたいと思います。
 
◎ 産学連携体制について

 前号で産学官連携コーディネーターの配置についてお伝えしたところですが、7月
下旬には本学の活動にも本格的に関わっていただけるものと思います。

 具体的には共同研究や受託研究の具体的アドバイスや事業化に対するサポート
など個別の取組にも対応できるものと期待しております。

 特に知的財産管理アドバイザーも今年度延長されており、特許出願に関するアドバ
イスなども行える体制ができております。

 こうした体制は法人化され、特に産学連携活動などを本格化させようという国立大学
などでは徐々に整備されていますが、公立の医科系大学では先進的な取組と考えら
れます。教員の皆さんの積極的な活用をお願い致します。

 また、小樽商科大学とは産学官連携コーディネーターの配置をきっかけに、医科系と
商科大学という文理融合型でどういった交流が可能なのかも是非、検討していきたい
と考えております。
 
◎ 国際交流事業について

 先日、カナダアルバータ州のロブレナー地方自治省大臣とお会いする機会がありまし
た。

 北海道とアルバータ州の姉妹州提携が25年を迎え、レセプションが行われました。
 本学も7月8日、カルガリー大学医学部との協定も更新になり、今後、交流もより実践
的な方向に向かっていくのではないかと考えられます。

 医学部学生派遣も今年で7年目を迎え、学生の皆さんにあってはしっかりと事前学習
をしていただき、より大きな成果が得られるようにしていただければと思います。

 また、来週にはアルバータ大学語学研修に参加される12名の学生の皆さんの壮行会
が行われます。

 海外の学生との交流はもとより、是非、保健医療学部と医学部の皆さんの交流も深め
て、エドモントンで北海道の地域医療といったことも議論してみてください。
 
 
    ※                                        ※
 
 
 7月も中旬に入りましたが、夏の風物詩でもあります大通ビアガーデンや花火大会など
もそろそろ開催される時期となりました。

 今年は保健医療学部が試験を夏休み前に実施すると言うこともあり、昨年のような猛暑
は私もできれば避けてほしいと思っております。
 
 また、事務局管財課から学内放送でお伝えしているように、省エネルギーや経費節減
対策として冷房の管理や窓側の照明の消灯などを皆さんにお願いしているところです。

 本学の電力量は北海道電力が全道で売電している電力量の1000分の1を使用して
いるといわれます。省エネに向けて皆さんのご協力よろしくお願いします。