第20号  平成17年6月30日

学長室だより第20号をお届けします。

 6月17日(金)、附属病院において4名の患者様がC型急性肝炎に感染している
ことが判明、院内感染の疑いがあることについて記者発表を行いました。

 患者様に対してご不安をおかけしたことをお詫びいたします。

 教授会等でも把握している情報についてお伝えしているところですが、教職員や
学生の皆さんに心配をおかけしていることにも重ねてお詫びします。

 現在、4名の患者様の自覚症状と肝機能は改善されていると共に、島本病院長を
中心に院内感染の可能性と原因究明に全力を挙げており、外部の方を含めた調査
専門部会も設置され、更なる対応を行っていくこととしております。

 
◎ 情報セキュリティーの問題について

 先日来、道内外の医療機関において、患者様の個人情報が入ったパソコンが
盗まれるという事件が報道されております。

 医療機関のみならず個人情報が盗まれるケースが国内外でも多発しております。
 こうした個人情報が漏洩することは大学にとっても賠償金のみならず信用といった面
でも大きなダメージになります。
 
 本学では昨年10月に情報セキュリティポリシーを策定、教職の皆さんには日頃から
管理徹底についてはお願いしているところですが、本学や教職の皆さんが管理している
個人情報については細心の注意をもって取り扱われますようよろしくお願いします。

 20日に開催した情報センター運営委員会でも話題になりましたが、セキュリティへの
対応についても暗号化するなどの様々な方法がありますので、担当係まで相談して
いただければと思います。
                
                        問い合わせ先:企画課情報管理係(2239)
 
                           
◎ 産学連携の取組について

 6月25日から2日間の日程で、京都国際会館で国や日本経済団体連合会などが
主催する第4回産学連携推進会議が開催されました。全国から3500名もの関係者が
集まるという会議ですが、今年初めて本学も研究内容などについて出展しました。

 大学の研究シーズの発信というのは、大学の社会貢献の手段としては重要なことだと
思います。日頃からの情報発信が共同研究などにつながり、産学連携が始まっていくも
のです。

 また、文部科学省の産学官連携コーディネーター事業に本学が小樽商科大学とともに
採択され、7月からコーディネーターが配置されることになりました。この事業を活用し、
本学の研究シーズの地域への移転をはじめ、産業界との連携づくりを積極的に進めて
いくことができればと思います。

 こうした産学連携とあわせ、地域連携や国際交流の発展型ともいえる海外の大学との
国際連携など様々な形で外部と接点をもつことは大学改革の大きな原動力になるとも
いわれます。

 現在、産学連携・地域連携等機能検討委員会をはじめ、法人化問題でも議論されて
おりますが、私としてもこうした体制づくりは早急に整備しなければならないと考えて
おります。
 
  ※                                    ※ 

 大学祭も終了しました。学生の皆さんが工夫されたことが随所にあり、他大学にはない
医大らしさがあったかと思われます。

 私も学生や市民の皆さんに講演をさせていただく機会があり、私なりに大学祭が身近に
感じたような気がします。飲酒など社会問題のような形になっていることもありましたが、
学生の皆さんの自覚により、適切に運営されていたとのことで、互いの信頼感の重要性も
痛感したところです。